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会場の中は高校そのものだった。
殆どが高校以来だったから久しぶりの顔ばかりで。
久しぶり、元気だった？の連続。充実していそうな7年越しの友達。
その中に見つけた、あの人。
…急に動悸がした。
今回の同窓会に参加したのも、彼に聞きたいことがあったからだ。
来るかなんて分からなかった、でもそれでも賭けるしかなかった。
彼の周りには、あの頃と同じように多くの人がいて、笑ってて。
＿＿＿ねえ、どうして何も言わずにいなくなったの？
涼「A、あれって…。」
「うん、だよね。」
変わらない不真面目な左耳、その綺麗な手。
妬けるくらい人誑しで誰からも愛される狡いあの人は。
私の青春を共にしてくれたあの人は6年前、突然私の前から何も言わずに姿を消した。
連絡しても音沙汰無かった。誰に聞いてもどこにいるのか分からなかった。
本当に突然、何も無かったかのように消えたの。
その優しい目が、掠れた声が、白い肌が、好きだった。
私をどこまでも包んで満たしてくれる人だった。
深「A…？」
その掠れた甘い声に、何度名前を呼んでほしいと思ったんだろう。
こうなることは分かっていたような気がしていたのに。改めて壊れていく。
ごめんね、亮平。
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た あ す ん 。(プロフ) - ぽにょさん» 嬉しいお言葉、本当にありがとうございます。阿部くんsideのお話をずっと書こうか迷っていたので、これを機に書きたいなと思います。背中を押してくださりありがとうございました、どうかそちらでもよろしくお願い致します。 (2020年7月7日 1時) (
レス) id: b94247b389 (このIDを非表示/違反報告)
ぽにょ(プロフ) - 切なすぎて泣けました、、、これあべくんとの幸せなエンドも番外編とかでいいのでよければ書いていただきたいです、応援しています！ (2020年7月6日 0時) (レス) id: 2c3c24b282 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深
| 作成日時：2020年6月16日 3時
