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「此処…。」
待ち合わせの場所は、私たちが最後クリスマスに歩いたイルミネーションの街道だった。
勿論今は秋だから、イルミネーションにはまだ早い。灯される光は無い。
それでも、時期を問わず私はこの街道が好きだった。
深「A。」
「あ、辰哉。」
深「久しぶり。また紫の服着てる、ほんと紫好きだよな。」
辰哉が私に紫の服が一番似合ってるよって言うから、私は貴方と会う時いつも紫を身に纏ってるんだよ。
単純だって、笑ってよ。
深「相変わらず似合ってるね。綺麗。」
「…ありがとう。」
でもこうやって、なんの惜しげもなく褒めてくれるの。
その笑顔に、優しい手に、私は何度好きを実感したかな。
別に付き合ってとも言われたわけじゃ無いのに、私達は自然に手を繋いでいた。
6年前、此処を恋人として通っていた時みたいに。
「イルミネーションやってないから、人通り少ないねやっぱり。」
深「な、久しぶりに来たけどこんな空いてんのか。」
「時期も時期だからね。」
側から見たら私達、カップルに見える？
本当は最低な、堕ちに堕ちまくった2人なのに。
これを知ったら、きっと人は私達にモラルなんて感じないんだろう。
深「…ねえ、A。」
「ん？」
1ヶ月前のあの日と、引き止め方が変わらない彼に安心した。
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た あ す ん 。(プロフ) - ぽにょさん» 嬉しいお言葉、本当にありがとうございます。阿部くんsideのお話をずっと書こうか迷っていたので、これを機に書きたいなと思います。背中を押してくださりありがとうございました、どうかそちらでもよろしくお願い致します。 (2020年7月7日 1時) (
レス) id: b94247b389 (このIDを非表示/違反報告)
ぽにょ(プロフ) - 切なすぎて泣けました、、、これあべくんとの幸せなエンドも番外編とかでいいのでよければ書いていただきたいです、応援しています！ (2020年7月6日 0時) (レス) id: 2c3c24b282 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深
| 作成日時：2020年6月16日 3時
