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びしょびしょに濡れた亮平の髪を、今度は私がゆっくり乾かしていく。
相変わらず綺麗な髪。大事な時はいつも黒髪にするもんね。
茶髪も、似合ってて大好きなんだけどね。
阿「…A？」
ドライヤーを置いて私と同じ匂いがする彼の背中を抱きしめた。
久しぶりの感覚、私はこの人が大好きだった。
阿「ねえA…？」
聞いたことがないくらいか細い声と共に、私はベッドに押し倒された。
こんな顔、見たことない。今までこうされた時だって、こんな顔はしてこなかった。
そのまま私に噛み付くようにキスをして、首筋を這って、服の中に手が入ってくる。
ここ数ヶ月、そんなことが無かっただけに驚いた。降りる亮平の手。1ヶ月ぶりに聞く、自分の甘ったるい声。
でもそれは亮平に向けられたものじゃなくて、1ヶ月前の辰哉とのことを思い出したから。
6年ぶりに辰哉に呼ばれた私の名前。初めて辰哉と体を重ねた過去。
そして、再会したあの日。
______深「A、愛してるよ。」
嘘でもそう言ってくれたことが嬉しかった。私だけが忘れられていないわけじゃ無かったこと。
辰哉も私のことを忘れずにいてくれたこと。その想いと久しぶりの快感に涙が出た。
今こうやって亮平に身体を委ねても、思い出すのはやっぱり辰哉のことで。
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た あ す ん 。(プロフ) - ぽにょさん» 嬉しいお言葉、本当にありがとうございます。阿部くんsideのお話をずっと書こうか迷っていたので、これを機に書きたいなと思います。背中を押してくださりありがとうございました、どうかそちらでもよろしくお願い致します。 (2020年7月7日 1時) (
レス) id: b94247b389 (このIDを非表示/違反報告)
ぽにょ(プロフ) - 切なすぎて泣けました、、、これあべくんとの幸せなエンドも番外編とかでいいのでよければ書いていただきたいです、応援しています！ (2020年7月6日 0時) (レス) id: 2c3c24b282 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深
| 作成日時：2020年6月16日 3時
