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深「最近、どうなの。」
「どうって…普通にOLしてるよ。」
深「そっか。」
「辰哉は？」
深「俺も普通のサラリーマンしてる。」
単調に進む会話、中身なんて無い。
だってこれが聞きたいわけじゃないんだもん。
私を置いて、何も言わずにいなくなった理由。誰もそのことを知らなかった理由。
そうしなきゃいけない、何かがあったの？
深「結婚、してんの？」
「…してない、逆にしてるの？」
深「してない、けど近々する予定。」
その瞬間、私は急に冷めた気がした。
進んでないのは私だけ。彼は前に進んでた。
だったら最初から、その綺麗な指に指輪くらいして来てよ。
元彼から聞く結婚の報告は、こんなに苦しいものだなんて知らなかった。
過去の話で割り切れるくらい、私は大人でいれると思っていたのに。
深「…だったけど、今日その気じゃ無くなったわ。」
「どういうこと…っ、」
深「男、いんだね。匂いがそう。」
久々に抱きしめられる感覚に、脳内が麻痺しそうになった。
亮平のことを感じられたことにもまた、おかしくなりそうになった。
過ちを犯したくない。裏切りたくない、のに。
この感情は、多分反対を行く。
深「…ねえA。」
もう、私の前からいなくなったことなんてどうでも良かった。
会えれば、それで良かったんだ。
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た あ す ん 。(プロフ) - ぽにょさん» 嬉しいお言葉、本当にありがとうございます。阿部くんsideのお話をずっと書こうか迷っていたので、これを機に書きたいなと思います。背中を押してくださりありがとうございました、どうかそちらでもよろしくお願い致します。 (2020年7月7日 1時) (
レス) id: b94247b389 (このIDを非表示/違反報告)
ぽにょ(プロフ) - 切なすぎて泣けました、、、これあべくんとの幸せなエンドも番外編とかでいいのでよければ書いていただきたいです、応援しています！ (2020年7月6日 0時) (レス) id: 2c3c24b282 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深
| 作成日時：2020年6月16日 3時
