深澤家の兄妹は芸能界にいる！5！

もう結婚しよ【渡辺翔太 生誕記念 番外編】 ページ19

Shota.W.side

？「渡辺翔太さんですか？」

街を歩いていたら後ろから小さく声をかけられた。

うわ、今めっちゃオフなんだけど…でも対応しないとSNSに何か書かれるよなと思い嫌々振り返る。

渡「うわぁー、バレました？」

振り返るとバケハを被った小柄な女の人が

？「いや、絶対そうだと思ったんですよ〜！」

相変わらず小声で話してくれている。ありがたいんだけど声をかけられるのはなぁ〜

嫌って言うより、あんまり得意じゃない。
ん？この声聴き覚えがあるぞ？

渡「お姉さんさ、どこかで会ったことある？」

？「ナンパですか？」

渡「いやそうじゃないけど」

？「ふふ、」

え、ちょっとまって

この笑い方…この背格好…

渡「…Aちゃん？」

そう訊くと、目の前の子はバケハを少しずらした。

『ばれた？』

渡「まじで！え！？」

『ちょ、翔太くん！声大きい！！』

わたわたしてから叱るように言うAちゃん。

可愛い。好き。ニヤニヤが止まらない。

渡「ごめんごめん。え？なんで？たまたま？」

『さっきお店から出てきたんだけど、ちょうど見かけたから』

クスッと笑いながらそう言うけど、待って、そんなバレバレ？

『実はね、これ渡したくて！』

はいっと手渡されたのはオシャレなショッパー。

『お誕生日おめでとう〜！！翔太くん！！』

渡「えぇぇ！まじありがと！！開けていい？」

どうぞーと促されたので開けてみる。中にはお高い美顔器とAちゃんプロデュースの化粧品1式。

渡「いやいやいや、金額おかしいでしょ」

『それ言ったら翔太くんもでしょ！化粧品良かったって言ってくれたから調子乗って今回は1式入れちゃった！』

渡「まじありがたい！めちゃくちゃ良かったんだけど売り切りばっかで買えてなくてさ〜」

Aちゃんプロデュースだからか…

それはそれは売れて、いつでも売り切れ。俺だってAちゃんに貢ぎたい。

『言ってくれればよかったのに。』

ムスッとした顔…かわいすぎだろ。は？

渡「いやなの。俺もオタクなんだから同じように貢ぐ」

『貢ぐ…？』

渡「いや、こっちの話。まじでうれしいありがと。結婚して。」

『本当はうちにお招きしたかったんだけど、私が夜仕事だからさ…』

渡「いい！！気にしないで！」

『めちゃくちゃ気にしてるじゃん』

渡「じゃあ結婚して」

『来年はおうち呼ぶね』

渡「結婚して」

はいはい、と言ってAちゃんは仕事に行った

渡「は〜好き」

11/5 Happy Shota Day 💙

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