過去編��:いじめ ページ27
だけど、中学生ともなると、中には恋愛なんてものを意識する子もしばしば…
わたしは恋愛のれの字も考えたことがなかったが、樹達は校内でも噂になるほどのイケメン集団。彼らは私と違って恋愛沙汰の一つや二つ、当たり前にあっただろう。そんな中で、私と彼らのこの関係をよく思わない者も勿論いた。
"Aちゃんってさーいつも男と一緒にいるよね。"
"Aちゃんってほんと、男好きだよね。"
中学二年生になった時、そんな噂を流されたことがある。
初めは無視してた。正直、こういう陰口を言われるのは初めてじゃない。
前に一度、私をお兄の彼女と勘違いした女の先輩から呼び出されたことがある。駆けつけたお兄がなんとかその場を収めて事なきを得たのだが、その時、お兄に言われたのだ。
「絶対に手を出しちゃダメだ。手を出したらAが悪くなる。」
あの時のお兄の苦しそうな顔が今でも忘れられない。
「何かあったら俺を呼べ。絶対に助けるから。」
言葉通り、それからは何かあるたびにお兄が助けてくれた。
でも、それも兄が中学を卒業するまでの話。
兄が高校に上がって目が離れてしまった今、私を恨むものにとっては絶好のチャンスということだ。−−−
"放課後、校舎裏にこい。"
「うわ、怖〜。笑」
上履きに放り込まれていたのは、雑な字で書き殴られぐしゃぐしゃに丸まったメモ帳の切れ端。
こんな古いやり方今どきする人いるんだ〜なんて、その時の私は正直面白半分だった。
その日の授業後、樹達には居残り補修があるから、と嘘をつき、一人で言われた通りの校舎裏へ向かった。
そこには、クラスでいつも目立ってる派手な女の子達がニヤニヤと嫌な笑みを浮かべて待ち伏せしていた。
『やっと来た。おまえさ〜、いつも樹くんに付き纏っててウザいんだよね。』
『幼馴染なのいいことにくっつきすぎ。まじムカつくわ。』
『京本くんに色目使うの辞めてくんない？』
まさかの4対1の状況。
しかも相手はなんか掃除用の箒とか武器持ってるし…と身一つでフラフラとやってきた自分に今更後悔。
てか樹達のファン怖すぎでしょ。
こんな奴らに好かれて嬉しいもんかね。
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スノオタ - 続きがすごく気になります！ (文字数足りなかったのでもう一回書きました！) (2月21日 13時) (
レス) @page44 id: 21eb0cbf9c (このIDを非表示/違反報告)
スノオタ - めっちゃいいですね👍🏻 私はめめ推しなので、この話は本当にありがたいです！ 深澤くんの妹設定もまた、いいです！ しょうたくんのことをフルネームで呼ぶところとかおもしろいし！ 青春もあるけど仲間との絆？もあるのですごい読みやすいです！ (2月21日 13時) (レス) @page44 id: 21eb0cbf9c (このIDを非表示/違反報告)
りずむ(プロフ) - Tさん» 至急直します！馬鹿ですみません！教えてくださりありがとうございます！ (12月16日 11時) (レス) @page17 id: 4f5be9f42b (このIDを非表示/違反報告)
T(プロフ) - �眞呂�んの漢字間違ってます😅😅 (12月15日 21時) (レス) @page29 id: baf387d749 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りずむ | 作成日時：2023年12月8日 21時
