好きだからこそ居られない・・【SARU】 (ページ6)

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ｍｉｓｓｉｏｎ６ページ6

「・・君は誰？」

フェイは私に誰？というかおで話しかけてくる。

だけど名前は否定しない。

(フェイ・・！確かにフェイよ！！・・だけど・・何故・・？)

「私を・・覚えていないの？」

覚えていない。

それは好都合だけど・・

どうして・・？

「・・・僕は君を知らないよ。悪いけど・・」

フェイは悪そうに私から視線をそらす。

「い、いいの！そのほうがなんていうか・・えっと～」

好都合・・なんて言えないし・・

(だけど、どうしてここに・・？)

SARUがフェイをここに送り込んだってこと・・？

いや、でも・・なんでこんな昔の世界に？

着物着てるよ！？絶対エルドラドとは関係あるわけない！

そう思っていた時だった。

「君も、未来から来たの？」

天馬君は私に優しく話しかけてきた。

「え・・？う、うん・・かなり・・未来から・・」

そう思って私はタイムブレスレットを見た。

あれ・・？

ちょっとまって・・？

(タ、タイムブレスレット壊れてるーーー！！)

ど、ど、どうしよう！！

そ、そうだ！

「あなたたちもタイムジャンプしてこの時代へ来たの！？」

私は食い入るように質問を投げかけた。

「う、うん！そうだけど・・」

私は天馬君の手をギュッと握る。

「お願い！！私をあなたたちの時代まで連れて行って！私の・・変な人からもらったタイムブレスレット・・壊れちゃって・・」

フェイは深刻な顔だった。

だけど、天馬君はすぐに笑ってくれた。

「いいよ！帰れないなんて、困るもんね。」

「・・・！！」

天馬君は優しそうに笑う。

優しい顔・・SARUにそっくりだ・・

・・・会いたい・・本当ならあって今すぐに抱きつきたいよ・・SARU・・・。

だからこそ私はあなたを裏切れない・・

エルドラドのルートエージェントではいられない。

だけど私の正体はもうフェーダのみんなにしれたこと・・。フェーダに私の居場所はない。

それでも私はSARUを裏切れないから・・孤りで・・生きていくんだ・・。

「でも、俺たちもすぐ帰れるわけじゃないんだ。」

「へ・・？」

天馬君はすべてを話してくれる。

自分たちが織田信長のオーラを求めていること。そして、信長との約束のために、プロトコルオメガに勝たなくてはいけないということを・・