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やっぱりそう上手くは行かないものだな
まあ相手が相手だし取れなくて当たり前だけど…絶妙に悔しい
赤葦「……大丈夫？
ごめん、てっきり避けるものだと思ってトス上げた」
『あ〜大丈夫、つい追っちゃった』
木兎「すげーなA！レシーブは惜しかったけど、サーブ！
あれなんか回転？…かかってて地味に取りづらかった！」
回転かけたりする技術はもちろん持っていないが、取りづらかったなら多少練習にはなった…のかな
黒尾「…あんだけ反射神経良いってことは……
さては中学時代は運動部か」
『…………、いえ、中学の時は特に何も…
小学校の頃はいろいろスポーツやってました』
中学はテニス部に入ってたけど、何もやってなかったことにした
途中でやめましたとか、言いたくないし
部活にいい思い出もないし
……………半分は本当のことだしいいよね
木兎「そっか〜
でももったいねーよな、なんかこう＿＿＿＿」
「もったいない」
今まで散々言われてきた言葉
言うだけ言って見捨てていく大人達に吐かれた言葉
頭が良いのに、運動ができるのに、と
努力を才能だと勘違いした連中に言われた言葉
私のことなんて表面しか知らないのに平気で言いやがって
……とかいつも思ってた
その時のことを思い出して無性に腹が立ちそうになる
相手に悪意はないと分かっていても
木兎「＿＿みたいなさ！………あれ、A？」
……まずいな、これ以上は
態度に出始める前にさっさと退散するとしよう
『……あ、すみません。
そろそろ戻りますね、あんまり練習の邪魔をするわけにもいかないので』
『失礼します』と言いながら、咄嗟にその場を立ち去った
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
赤葦「………木兎さん、地雷踏んだんじゃないですか？」
木兎「え？俺なんかまずいこと言った？
……あとA、そんなに最初の時と変わってなかったぞ」
黒尾「俺もそう見えた…けどなんかこう…若干違うっつーか
……敢えて平静を装ってるみたいな感じはした」
赤葦「月島の時ほどの決定打でもないんでそんなに気にすることもないでしょうけど…どうなることやら…」
黒尾「なー…………ってかAがマジギレしたところ想像つかねえな。いつも静かな分、反動凄かったりしてな」
木兎「…………赤葦、俺どうしたらいい……」
赤葦「勝手に想像して勝手に怯えないでください」
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HaL(プロフ) - #yuyu*☆さん» そう言っていただけて嬉しいです！更新は遅いですが、完結まで書いていくつもりなので何卒…<(_ _)> (3月10日 17時) (
レス) @page26 id: 16a74d7f67 (このIDを非表示/違反報告)
#yuyu*☆ - めっちゃ面白かったです！(^O^)続きが気になる...笑 (3月3日 20時) (レス) @page24 id: fa3715230e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HaL | 作成日時：2024年1月9日 0時
