24 ページ25
そしてその日の夜
【黒尾さんが親切なのはいつものことだそうです】
【木兎さんリバウンドを伝授する】
【日向VS三枚ブロック】
の三本でお送りされた本日の自主練だったわけだが
まだ今日という日はこれからだ
『さあ、皆さん始めましょうか』
……ババ抜きという名の単純かつ厄介なゲームを
赤葦「A、その位置は偶然？それとも意図的？」
『………はて？』
私がいるのは日向と灰羽君の間
要するに、率先して推理が苦手そうな2人の間に座ったと思われているのだろう
だがしかし考えてみろ
今朝の木兎さんの物理ババ抜きを経験した私だからこそ、その両隣は回避すべきだとわかっている
残りの5人に関しては未知数だ。何をやってくるかわからない。
そして、それをふまえた上で両端にはなるべく純粋な人を置いておきたい
その結果、この位置なのだ
ババ抜きにおいて自分の位置はかなり重要だと言っても過言ではい。そう、つまりは
『………戦いは既に始まっているのだよ…！！！』
月島「色々大丈夫ですか、Aさん」
黒尾「合宿初日のキャラはどこにいったのやら」
……何とでも言うがいい
私は私の全てをかけて、この勝負に勝ってみせる
そうだな…これまでの人生、全体を通すとついてないことが多かったと思う。
だが必ずしもすべてにおいて運が悪かったわけではない
幼い頃は商店街のくじ引きで一等を引き、出店でおまけをもらい、近所の人に何かと物を貰い、お祭りで一番良い景品を当てることが多々あった。
大抵いい物であったことと、記憶力がいいこともあって、それら全てを覚えている
要するに物欲センサーが働かない時に限り、こういう《運》は持ってる
そして今日の朝から先程まで、なけなしの運気を上げようと、ひたすら善い行いをし続けた
…………人事は……………尽くした
『じゃあ、順番決めましょうか…最初はグー…』
鮮やかに推理し、勝利を飾ってやろうじゃないか
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 299人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
HaL(プロフ) - #yuyu*☆さん» そう言っていただけて嬉しいです！更新は遅いですが、完結まで書いていくつもりなので何卒…<(_ _)> (3月10日 17時) (
レス) @page26 id: 16a74d7f67 (このIDを非表示/違反報告)
#yuyu*☆ - めっちゃ面白かったです！(^O^)続きが気になる...笑 (3月3日 20時) (レス) @page24 id: fa3715230e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：HaL | 作成日時：2024年1月9日 0時
