16 ページ17
『…………あ』
体育館の目前まで来たところで、ジャージのポケットに手を入れたところ、忘れていたと思っていたボールペンがあることに気づいてしまった
うわあ…何やってんだ私……！！！！！
無駄足にも程がある
また戻んないと行けないじゃん、面倒すぎ
はあ
メモ帳、一生お前を許さん
お前の奥にあるボールペンの存在に気づけなかったせいで……
私は………
……そんな訳分からないやらかしをした私はため息をつきながらも、来た道を引き返すことした
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
それから
食堂に着く直前に、さっきの面子に追いついた
赤葦「…あ、お疲れA。忘れ物あった？」
『あったよ……ジャージのポケットに』
灰羽「え？じゃあ戻らなくて良かったんじゃないですか？」
『そうなんだけど……体育館に着くまでに気づけなかったんだ…………』
改めて絶望する。
……そうなんだよ、戻る必要は全くなかったんだよ
アニメとかゲームの世界なら何かしらのイベントが発生するだろうけど、残念ながらそういうのもなかったからね
ただ行って帰っただけ。
月島「Aさんもそんなしょうもないミスするんですね」
『……本当にね』
サラッとしょうもないとか言われても否定する気になれない
…これはネタにされる前に話題を変えないとな
日向「でも意外かも！Aさんってこう…………いつもシュッとしてて、サッとやる感じの、クールなイメージだったんで！」
できればそのイメージのままでいてくれ日向
そしてこのクール、という話題から別の人の話題にすり替えよう
私に近いクール属性といえば赤葦だろう。よし。赤葦、君に決めた
『あー…く
黒尾「いやー、チビちゃん。クールではないと思う」
…………はい？』
ええ…………私の作戦……
というか
クールではない………だと
黒尾「だってさ、バレー未経験で木兎のスパイク拾おうとしたんだぞ？普通にアグレッシブな奴だろ」
……そんな昔(初日)のことを！！！！！
やめてください、まじで
それだとこれまでクールぶってたみたいになるじゃないですか
さすがにこれには黙っていられない
『いや、だって……そ
木兎「そうそう、Aはな！ほんとは熱い奴なんだよ！
本性を隠しているのは忍者だか……あ、言っちゃった。すまん！！」
だから忍者じゃないですって！！！』
なんでそう毎度被る？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 299人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
HaL(プロフ) - #yuyu*☆さん» そう言っていただけて嬉しいです！更新は遅いですが、完結まで書いていくつもりなので何卒…<(_ _)> (3月10日 17時) (
レス) @page26 id: 16a74d7f67 (このIDを非表示/違反報告)
#yuyu*☆ - めっちゃ面白かったです！(^O^)続きが気になる...笑 (3月3日 20時) (レス) @page24 id: fa3715230e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：HaL | 作成日時：2024年1月9日 0時
