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赤葦side
合宿も今日で3日目
どのチームも着実に進化を遂げている
もちろんうちもかなり好調だ
試合が一段落し休憩に入ったところで、ふとペナルティが終わった烏野の方を見ると、何故か走ってもいないAが誰よりも疲れきっているのが目に入った
正直前から疑問に思っていた
何故木兎さんはAを自主練に誘っているのか
まあ、特に迷惑しているわけでもないし、本人達が良いならそれで構わないのだけれど
相変わらず、うちの主将の言動はよめない
…と思っていた矢先、木兎さんに声をかけられた
木兎「……なあ、赤葦」
赤葦「なんですか、木兎さん」
木兎「俺気づいたんだけど…
あ、絶対誰にも言うなよ？！」
赤葦「はい」
周りに人結構いますけど
木兎「俺、実は……………Aが……………」
何やら深刻な様子で語りはじめた
俺実はAが
…俺実はAが？
落ち着けまだ話の序盤だ
……けれど万が一にでも"そういうこと"なら今後対策を考える必要があったりなかったりするだろう
何せ木兎さんとタイプがほぼ真逆であるA。
Aの何気ない対応がしょぼくれモードを引き起こす可能性がある
木兎さんがAに何らかの好意を持っているならば少なからず細心の注意を払っ…
木兎「……Aが………忍者の末裔であると気づいてしまった」
………………………。
俺は考えることをやめた
赤葦「………と言いますと」
木兎「ちょっとでも目を離したら、あいつどっかに消えてるんだ」
………確かに。先程までいたはずのAはいない
赤葦「………そうですね、忍者かもしれません」
木兎「だよな！」
その後
木兎「あ、A！俺に分身の術を教えてくれ」
『……？？………………無理です。……というか何の話ですか』
木兎「お前忍者だろ？」
『違いますけど』
赤葦「木兎さん、忍者は自分のことを忍者とは名乗りません」
木兎「…！そうか、そうだよな…安心しろA、お前の正体は誰にも言わない！」
『はい……？……わからない………赤葦説明して』
赤葦「俺達はAの秘密を守るということだよ」
『だから、それがなんで忍者の話になるのかを聞いてるんだよ』
Aには悪いけど、
俺がコンマ数秒頭を悩ませたことの腹いせもこめて犠牲になってもらった
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HaL(プロフ) - #yuyu*☆さん» そう言っていただけて嬉しいです！更新は遅いですが、完結まで書いていくつもりなので何卒…<(_ _)> (3月10日 17時) (
レス) @page26 id: 16a74d7f67 (このIDを非表示/違反報告)
#yuyu*☆ - めっちゃ面白かったです！(^O^)続きが気になる...笑 (3月3日 20時) (レス) @page24 id: fa3715230e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HaL | 作成日時：2024年1月9日 0時
