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〈Aside〉




『ん、、、』



北人さん待ってたら

いつの間にか寝ちゃったみたいだ。



目が覚めると見たことない部屋の中にいた。

たくさんの資料やビデオに囲まれていて、

ここは視聴覚準備室なんだってすぐにわかる。



肩に重さを感じて

ふと見ると、



綺麗な寝顔の北人さん。







『ふふ、寝てる^^』



今日の朝、会ったばっかりなのに

こんなに安心感があるのが不思議。


近くで見ると北人さんは本当にお肌が綺麗で

すべすべで、真っ白。




北人「ん、ふわぁ、、わっ、ごめんね!??」

『やっと起きましたね笑 ぜんぜん大丈夫です!』


北人「めっちゃ寝ちゃった笑」

『おはようございます^^』

北人「おはよ^^」




北人さんの笑顔はとってもふわふわしてる。


あー、癒されるなあ、笑




そんな時、




キーンコーンカーンコーン

『あ、』

北人「あ、、、」




これは5限の始まりのチャイムだ。


やっちゃった、、

だいぶ寝てたみたいだ。



北人「もう、、サボっちゃうか笑」

『え、あ、はい笑』




高校入って初めてのさぼり。


なんか青春ってかんじで、

やってみたいことのひとつでもあったけど、

まさか入学式の次の日に達成するなんて笑





北人「えっと、名前聞いてもいい?」


『あ、佐野Aです!1年A組の!』

北人「佐野、、って、壱馬の妹??」

『そーです!笑』



北人「そーなんだ! ぼく、壱馬と文化祭の有志ステージとかでたことあるんだ〜笑」

『じゃあ北人さんも歌うまいんですね!』

北人「壱馬ほどじゃないよ笑笑」





北人さんはすごく話しやすくて、

いっしょにいる時間はあっとゆう間だった。





『あ、北人さん、これお詫びの品です!』

北人「え、ありがとう!」


『購買のパンなんですけど、、笑』




購買の焼きそばパン。

壱馬くんが世界一美味しいって言ってたから笑



北人「え、まって!見てこれ!笑」



北人さんの持っている袋の中にも

購買の焼きそばパン。



『え!すいません!!』

北人「いいよ全然!!むしろお揃いでうれしい^^」



北人さんの笑顔、

眩しすぎますっ、、、!!



北人「じゃあぼく、Aのやつもらう!」



不意打ちの呼び捨てに

ちょっとドキッとしたのはわたしだけの秘密。




北人「じゃあこれは僕からのお詫びね笑」




そう言って北人さんは

自分で買ってきた焼きそばパンをわたしにくれた。

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作者名:ことは@0804 | 作成日時:2019年5月12日 11時

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