心からの愛を叫ばせてください。 (ページ27)

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今日は朝から目覚めがよかった。

それもこれも

全部海青くんのおかげかもしれない、笑

──朝、目覚めると真っ先に見えたのは海青くんの顔だった。

海青「…て！…きて！起きてすみれ！」

『(…ん、)』

海青「おはよ！」

『(お、おはよ…///)』

目の前にはどアップの海青くんの顔。

いっきに顔が熱くなる。

海青くんはいつも距離感がおかしい。

近すぎてこっちが照れちゃう。

海青「今日の朝ごはん、健太さんの餃子だってw」

『(そーなの？朝から餃子って変な人…w)』

海青「確かに、健太さんってちょっと変だよねw」

私の口パクを1番理解してくれるのも海青くん。

それも特別感があってうれしい。

海青「早くみんなのとこ行こ！ほら！」

そう言って海青くんは私の腕をひいてくれる。

触られたとこだけが妙に熱くて、少し恥ずかしかった。──

乃々華「お、すみれ！」

『(乃々華ちゃん、おはよ。)』

川村すみれ、

天にも上るような気分で学校に登校です。←

乃々華「おーはよ！太樹とはなにかあった？」

『(なにか…？)』

なにか…って

あぁ、あのことか。

【告白されました】

乃々華「うん、知ってるw」

『(なんで、)』

乃々華「まぁまぁw」

適当にはぐらかされた。

そのまま乃々華ちゃんはいつものマシンガントーク。

ずるいなぁ、乃々華ちゃん。

織也「すみれせーんぱい！」

『(おはよ、織也くん。)』

織也「おはようございます。」

乃々華ちゃんのマシンガントークを聞いてると

いつの間にか織也くんがきた。

織也「昨日はお疲れ様でした！」

『(え…？昨日？)』

織也「太樹先輩のことです」

【知ってるの？】

織也「もちろんです^^」

いろんな人に知られてる。

なんでだろ。

太樹くんが言ってたならいいけど、

誰かに盗み聞きされてたらどうしよう…。

織也「安心してください。ちゃんと太樹先輩から聞きました。」

私のこころを読んだかのように織也くんが言う。

織也「太樹先輩、かっこよかったですよ。
　パフォ部みんなの前で告白する宣言してて」

『(そう、なんだ…。)』

織也「何ですか、今の間。悩みあるなら相談してくれてもいいですよw」

【そういうおせっかい大丈夫だって】

織也「いいじゃないですか！」

【ほんと好きだね。】

織也「大好きです^^」

朝から幸せな私は

まるで弟のような織也くんの笑顔で

もっと幸せで溢れていた。