心からの愛を叫ばせてください。 (ページ14)

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陸「すみれ！大丈夫!?」

『(陸さ、ん…ありがと、ござい、ますっ泣)』

陸「わわわ！ごめんね！?泣かないで！」

涙は次から次に溢れてくる。

だめだな、わたし。

そんなことより、

【大丈夫ですか？】

私はスマホに打ち込んで差し出した。

私の救世主さん。

さっき殴られたところ、痛くないのかな。

海青「あ、おれ？大丈夫だよ。」

【ほんとにありがとうございました。】

海青「いえいえw」

けっこう痛そうな音してたのに、

この人は私と違って強いんだろうな。

陸「海青、この子壱馬の妹だよ。」

海青「あ、すみれちゃん？」

『(はい。)』

海青「はじめまして、武知海青です。よろしく！」

【川村すみれです。】

海青さん、、、。

海青「すみれちゃん、制服大変なことになってる。
　これ、俺のだから少し大きいかもしれないけど着てて？」

『(あ、ありがとうございます。)』

海青さんは私に自分が着ていたパーカーを差し出した。

ガチャ

陸「ただいま。」

壱馬「おかe…すみれ!?」

陣「どーしたん!?海青も!!」

陸「ちょっと悪い人に絡まれちゃってね。」

帰るとすぐに質問攻め。

陸さんが全部話してくれてる。

その間に海青さんの手当てしよう。

海青「あ、ありがと^^」

【消毒するんで目つぶってください。】

海青「うん。」

綺麗な顔。

距離が近くて心臓がうるさい。

『(できた…。)』

海青「ありがと、すみれちゃん。」

『(…。)』ﾌﾘﾌﾘ

海青「さっき怖かった？」

【ちょっと。】

海青「そーだよね。よく耐えたね。」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝｯ)

わ…。

今、頭ポンポンされた。

また、心臓がうるさい。

海青さんの顔が見れなくて

私はうつむいた。

『(…///。)』

海青「あ、照れた笑」

…ぜったい確信犯だ。

【海青さん確信犯です。】

海青「そーです笑」

【ひどいです。】

海青「すみれちゃん、おもしろいね^^」

そんなことない。

むしろ、つまらない人間なのに。

海青「堅苦しいからさ、海青さんってやめよ？」

『(えっ？)』

海青「それから、できれば敬語もやだなー…なんて。」

【それはだめです。】

海青「なんで。」

【海青さんのほうが年上です。】

海青「じゃあ海青さんはやめてね。」

【海青くん。】

海青「よくできました^^」

なんでだろ。

海青くんといると心臓が鳴り止まない。