＿＿＿＿１８ ページ19
Tatsuya side.
辰「それで、1人で悠斗を、」
「うん。実家にも義実家にも迷惑かけたくなかったしね。もちろん最初はどうしたらいいのって、すっごく悩んだし眠れない時もあった。
だけど私が折れてたら、あの子を誰が守るの？って思い直してね。
私は、あの子の為に強くなくちゃいけない。
片親だから我慢させてるとか、片親だから可哀想だとか思ってほしくなくて。とにかく必死でさ。」
あはは、と照れ臭そうに笑った彼女。
俺が惹かれたしっかりとした意思は、もしかしたら虚勢だったのかもしれない。
そんな小さな身体で、全部受け止めて、
「も〜なんで深澤くんが悲しそうな顔するの？」
辰「だって俺、何も知らないで、」
「深澤くんたちには感謝してるんだよ。悠斗がああやって興味のあるものを見つけられて、夢中になってるんだもん。あれは私じゃ教えてあげられないからさ。」
そう言ってAさんはまた優しく笑った。
辰「Aさん、」
「んー？」
辰「俺といる時はさ、無理して笑わないでよ。」
「え、」
辰「人ってそんな万能じゃないでしょ？いくら子供の為に強くなろうって思っても、心に余裕がない時とか、疲れちゃう時だってあるからさ。そういうの全部、俺の前だけでいいから吐き出してよ。」
「でも、」
辰「Aさんの力になりたい。」
「深澤くんにそこまでしてもらうわけには、」
辰「俺がそうしたいの。ダメ？」
「嬉しいけど、」
辰「じゃあ決まり！あ、でも俺免許とか持ってないからアレだけど。あー....あと、料理も出来ない、
....いや、力になれるのか、？
あ、でも！掃除とかは出来るし！」
「あははっ！」
辰「え？」
急に笑い始めたから驚くと、彼女はううん、と涙を拭うような仕草を見せた。
「深澤くん、ありがとう。」
改めて笑った彼女は、いつもよりももっと優しくて柔らかい雰囲気を纏っていた。
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llo - ありがとうございます＾＾楽しみにしてます＾＾ (2021年5月1日 23時) (
レス) id: f8f448eb28 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - lloさん» お返事遅くなりました....！ありがとうございます＾＾出来たらお知らせしますね◎ (2021年4月28日 20時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
llo - cleamさん» お返事ありがとうございます＾＾え！いんですか！お忙しいのにありがとうございます！楽しみに待ってます＾＾ (2021年4月23日 20時) (レス) id: f8f448eb28 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - lloさん» コメントありがとうございます！実際に同じ立場の方に読んでいただけて光栄です（ ; ; ）リクエストもありがとうございます＾＾ただいま順次リクエストを進めておりますので、お時間いただきますがそれでも宜しいでしょうか....？ (2021年4月14日 21時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
llo - 私自身シングルマザーでとても親近感が湧くお話しでした！相手もいないのでふっかみたいな人がパパならな〜と思って読みました（笑）またシングルマザー系とかパパになるSnowManのお話し見てみたいです！ (2021年4月12日 21時) (レス) id: f8f448eb28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年1月16日 22時
