＿＿＿＿１５ ページ16
Tatsya side.
「はい、お待たせ。先にこれで拭いちゃって。」
辰「ありがとう、ございます。」
そう言ってタオルを差し出した彼女は忙しなく買い物袋を持ってリビングに入っていった。
5分くらい経った頃に、ぴょこっと顔を覗かせたAさんが不思議そうに玄関に佇んだ俺に問い掛けた。
「上がんないの？」
辰「えっ、いいの？」
「今お風呂溜めてるからついでに入ってっちゃいなよ。そんな濡れた服のままじゃ風邪ひいちゃうから。」
半ば強引に、でも嫌じゃない優しさ。
そんな温かい気遣いがじんわりと心に滲んでいく。
「着替え、旦那のでよければ置いとくから。」
辰「....うん、ありがと、」
そう言って複雑な気持ちを抱えながらお風呂を借りた。
.
借りた服を着た俺はおずおずとリビングに入り、キッチンにいるAさんに声を掛けた。
辰「お風呂借りました、」
「おかえり。あーやっぱりちょっと寸足らずだね。」
あはは、と笑う彼女は部屋着に着替えていて、ナチュラルな感じにまたドキッと心臓が跳ね上がった。
辰「ごめんなんか、服まで借りちゃって。」
「いいよ。大丈夫。もう着ないやつだから。」
そう言って再びキッチンに立つ彼女。
いい匂いがする。
『きょうカレーだって！』
俺の足にピッタリくっつきながら言う悠斗。
辰「そうなんだ。よかったじゃん。」
「せっかくだから深澤くんも食べてきな。」
辰「え、いいの？」
「うん。あ、でも悠斗に合わせて甘口だけど大丈夫？苦手だったら中辛も作れるけど....」
辰「ううん、俺辛いの苦手だからその方が助かる。」
そう告げると、良かった、と優しく微笑んだ。
.
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llo - ありがとうございます＾＾楽しみにしてます＾＾ (2021年5月1日 23時) (
レス) id: f8f448eb28 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - lloさん» お返事遅くなりました....！ありがとうございます＾＾出来たらお知らせしますね◎ (2021年4月28日 20時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
llo - cleamさん» お返事ありがとうございます＾＾え！いんですか！お忙しいのにありがとうございます！楽しみに待ってます＾＾ (2021年4月23日 20時) (レス) id: f8f448eb28 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - lloさん» コメントありがとうございます！実際に同じ立場の方に読んでいただけて光栄です（ ; ; ）リクエストもありがとうございます＾＾ただいま順次リクエストを進めておりますので、お時間いただきますがそれでも宜しいでしょうか....？ (2021年4月14日 21時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
llo - 私自身シングルマザーでとても親近感が湧くお話しでした！相手もいないのでふっかみたいな人がパパならな〜と思って読みました（笑）またシングルマザー系とかパパになるSnowManのお話し見てみたいです！ (2021年4月12日 21時) (レス) id: f8f448eb28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年1月16日 22時
