ねぇ、手つないで（紫） (ページ3)

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３. ページ3

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向「で、これ鍵な、」

ポンと渡された鍵には

かの有名なモンスターゲームの

黄色いキャラクターの付いた鍵だった

『こーじくん好きだったっけ？これ』

向「あ、これはふっかさんの趣味」

「あ、ふっかさんや、忘れてた」

「そこの斜め前の部屋がふっかさんの部屋」

ふっかさんこと深澤さんは

私たちの3つ上の先輩らしい

大学は違うところらしいけど

『で、こーじくんは？』

向「あれ、俺ゆーてへんかったっけ？」

『なにを？』

向「俺は管理人なだけで、住んでるところは別やで！」

「あー、やから、今はAとふっかさんの2人だけやな」

『はぁ！！？』

てっきりこーじくんもいて

他にも女の子がいるんだと思ってた

『こーじくんの嘘つき！！』

向「嘘はついてへん、俺住んでるって一言もゆーてないし」

俺は悪くないと言わんばかりの表情

まぁ、確かに言ってないけど、

ええ、2個上の先輩と2人暮らしとかなにごと？