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１５. ページ15
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『先輩、髪、跳ねてますよ？』
深「ええん、どこぉ、？」
これから出ていく様子の深澤先輩の頭を見れば
ぴよんと跳ねた髪が
鏡を見直しに行くだろうと声をかけたつもりだったのに
私の方にやってきて
深「ん、直して？」
って
言われるがままに抑えるように髪の束を触った
私より背が高い深澤先輩が
少し屈んで私に近づいたから
距離がグッと縮まってびっくりした
頭をぽんぽんされたあの時から
先輩と距離が近いと
顔が熱くなる気がしていた
『はい、直りましたよ、多分！』
深「ありがとう〜」
「てか呼び方ふっかさんでいいよ〜」
少しだるそうに家を出ていった
『はぁ、緊張した』
普通自分で直すじゃん？
わざわざしゃがんで私のとこ来る？
なんか深澤先輩って
空気感が大人っぽくて
心臓がドキドキする
深澤先輩今日は早く帰る!
深澤先輩カレー食べたい
たまに子供っぽいところも
ギャップでしかない
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作者名：macaron
| 作成日時：2022年4月17日 23時
