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目黒くんには迷惑だったかも知れないけど
彼に迎えに来てくれる？と連絡を入れて了解ですの返事が来てからは気持ちも軽く
私の中のあざとい代表になった河野さんのふっかへのべったりしたアプローチもイライラせずにみれた
．
『ごちそうさまでした。なんか楽しくって結構酔っぱらっちゃいました！』
「マキちゃん送ってからそのあと送るよ」
「あ、お構いなく。マキちゃんだけを送ってあげて」
「いや方向同じじゃん(笑)」
「いいの！迎えが来るの！
…あ！来た」
．
手を振ればこちらに振り返しながら走って向かってきてくれる目黒くん
．
『おまたせ！Aさん待った？』
「ううん！あ、こちら友人の深澤辰哉くんと河野マキさん。そしてこちらが目黒蓮くん」
『初めまして。目黒です』
「んーじゃあ食べ過ぎちゃったから、お散歩して帰ろうかな？」
『お散歩、付き合います！』
「じゃあ2人はタクシー乗って！じゃあね！」
「わかった。あ！目黒くん。今度よかったら飯でも！」
『…はい！是非。失礼します
行きましょうAさん！』
．
ふっかに挨拶をして私の手を取って歩いていく目黒くん。
不覚にも、ドキッとした
．
「ごめんね？こんな時間に呼び出しちゃって」
『謝らないでください。前に言いましたよね、困った時はいつでも俺のこと呼んでくださいって』
「あっ深澤辰哉とは違うから
ただの友達で、あたしとあいつは…」
『ふはは(笑)なに焦ってるんですか？(笑)』
「いや焦ってない焦ってないただ私は…」
『わかった。じゃあこの話はこれでおしまい』
「うん…あっ！タクシーで来たよね！タクシー代いくらだった？」
．
そう言えば急いで財布を鞄から出す私の手をギュッと掴んで
．
『俺に対して失礼だと思います
これが、仕事だとでも？』
．
．
ほらそうやって君はまた私の心をざわつかせる
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作者名：Fu-ka | 作成日時：2020年5月11日 21時
