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22-sideF ページ22
元カレに言われた言葉を気にするA
「怖いんだよ、きっと
Aの目に自分がつまらない男として映ってしまうが怖いんだ
転校してきたときからそうだった
Aは自分の本音を殺してまで何かに妥協したりしないだろ？」
「いけないの？それが」
「ううん、Aはそのままでいい
29歳の御手洗Aを拒絶しないであげて」
「…うん」
「大丈夫。俺がずっとそばにいるから」
きっとこの言葉は
君には''親友''として解釈されるんだろう
「うん、ありがとう」
「はい、青海苔も」
「たっぷり！」
「たっぷりね」
いっぱいかけてやるよと意気込んで
ふりかければ思ったよりも勢いよく大量に出る青海苔
「ちょっと待って(笑)」
「たっぷりですよ？見てください？(笑)」
「いやいやいや(笑)」
「はいどーぞ！」
「はーいありがと！」
俺が作ったたこ焼きを美味しそうに頬張るA
「美味しい！」
「そ、美味しい？」
「うん！ねぇ、青海苔ついてる？」
「うん、もういろんなところについてる(笑)」
「アハハ」
君と笑い合う時間が1番楽しくて1番好きだ
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作者名：Fu-ka | 作成日時：2020年5月6日 0時
