スプラウト (ページ7)

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颯「深田ってさ彼女居るの？」

竜「居ないよ」

颯「そんなかっこいいのに？」

湧「顔は関係ねーだろ。俺らもいねーしー」

竜「え、湧くんはいるのかと思った」

颯「え、俺は？湧だけ？なんでぇ？！」

湧「颯太はわかりやすすぎるんだよ」

颯「なにが！」

湧「Aのこと好きなのバレバレ」

竜「うっちー好きなの？」

颯「だって可愛いじゃんA」

竜「彼氏いる人はさすがにやばくね？」

颯「彼氏A居るって言ってたの？！」

竜「廉って人じゃないの？」

湧「あれ、Aのにーちゃんだよ」

颯「廉くんは相当なシスコンだから彼氏みたいなもんだけどね」

彼氏居なくて良かったって心底嬉しかった。

颯「深田Aのこと気になっちゃった？」

竜「、、いやそんなことないけど」

颯「俺好きというより幼稚園の頃から知ってるから家族みたいな愛があるだけだよ！
Aは俺の家族なの。幸せになってくれたらそれで俺も幸せなの」

湧「でも告白されたら付き合うだろ？」

颯「それはまた別だよ。
まぁ初恋ではあるけどね」

湧「Aのお父さんがヘリコプターのパイロットでさ転勤族だから廉くんとAが高校生になるまでは東京行ったり大阪行ったり愛知行ったり北海道行ったりしててまた東京に戻ってきたんだよ」

颯「俺はAが幼稚園まで東京にいた時からお隣さんで途中離れたけどまたAが戻ってきたんだー」

竜「そうだったんだ」

颯「まぁ帰ってきた時にギャルになっててさすがにびっくりしたけどね。
もしAのこと好きになっちゃったら俺に言ってね！いつでも相談乗るよ！」

竜「ありがとう(笑)
じゃあここで」