後悔２ ページ3
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『・・・・・・すご』
「当たり前ですよ！何いまさらなこといってるんですか、先輩！！」
思わずつぶやいた一言に女の子はすかさずくいつく。
「なんてったって超人気ヒーローですから！
ルックス良し、経歴良し、の実力はヒーローなショートはお父さんがあのエンデヴァーであり、オールマイトがいた伝説の雄英世代であって、同級生のはあのデクや爆心地など名のある人気ヒーローばかり！！！！そしてなんといっても神的のととのった顔立ちはティーンからシニアまであらゆる年代の女性の心をわしづかみ！！ショートの姿を人目みようと事務所付近にやってくるミーハーな子達も少なくないんですよ！！」
ぜぇ、はぁ、と、肩で息をしている後輩にあっけにとられる。
『由香ちゃんって、実はヒーローオタク？』
「え、いや、その、実は・・・・そうなんです、えへへ」
私の質問にしどろもどろになって、照れたように笑う女の子・・・もとい、由香ちゃん。
「・・・・・あっ、そういえばお昼は会議でしたぁ！！！！！！」
突然思い出したかのように声を上げ、由香ちゃんはパタパタと職員室を出て行った。
・・・・・ていうか、会議ってやばくない？
そのとき、ふと由香ちゃんがさっきいってた言葉を思い出した。
“ルックス良し、経歴良し”
うん、知ってるよ。
“お父さんはあのエンデヴァー”
・・・・・・・ソレも知ってる。
“オールマイトがいた伝説の雄英世代で、同級生はあのデクや爆心地”
全部、知ってる。
かっこよくて、強いことも。ああ見えて天然でかわいくて、厨二感が若干抜けてないことも。
全部。知ってる。知ってた。知ってたつもり。
だって私は。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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『・・・・・・・・・・・元気してるかな。焦凍』
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作者名：赤瀬ミツキ | 作成日時：2017年1月8日 16時
