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地区大会も無事終わって、予選、本選通過したけど、県大会で落ちた。

でもまだ来年あるから!なんて励ましあってて。
青春だなぁ、と、どこか他人事のようにみてたら、急に私のマネージャー本採用の話になっちゃって。

自分たちの大会の話よりも盛り上がってたのが不思議だった。
でも歓迎してもらえるのは嬉しくて。



調子には、乗ってたと思う。



乗ってたよ。嬉しくて。
でもさ。



「これからもよろしくね、めめくん!」
「はい、Aさん!」




「は?」




そんなにこれ、怒ることじゃなくない?

「自分は女の子と距離近いくせに。」
そんな言葉と舌打ちを聞いたのは、一体誰だろう。









「喧嘩持続中?」
「さっくんいらっしゃい。喧嘩っていうか……元に戻った?」

ふっかと口を聞かなくなって、もう2週間が経つ。
あんなに慣れてたはずの無言期間は、今はちょっと辛い…あと、寂しい。

心配してひーくんやさっくんが教室に遊びに来てくれるけど、悪化しまくってる。何故か。

「俺よりあっちとは仲良くすんだ。」
とか
「お前実は男好き?」
とか
「距離近すぎてキモイんですけど。」
とか

「辰哉!!!!!」
なんて、さっくんが怒鳴るところ、初めて見たり。
「辰哉、ちょっとこっちこい。」
っていう、岩本くんのガチ呼び出しを初めて見たり。

折角上手くいくと思った部活内の本当の、洒落にならない不和が拡がっていってて。
1年生は不安感凄い出てるし、素人の私でもわかる。めちゃめちゃまとまりが無い。
タイミングと曲がズレまくってる。
しかも、ふっかもサボることが増えた。

1回だけ「部活行こうよ。」って誘ったら「はぁ?」って凄まれて以来誘ってない。
さっくんに言った通り。
私たちの関係は、元に戻っただけだった。

「…Aさん、俺のせいで……」
「?なんでめめくんが悪いの?」

あれ以来、めめくんが特に気落ちしている。
部活に来る度にこんな空気じゃ、誰だって気にする。特に自分が原因かもしれないなんて思えば得に。

「俺が、調子乗って…」
「?………ごめん、私ね、付き合ってすらいない人に嫉妬されるのも分かんないし、仮に付き合ってても呼び方ぐらいでわーわー言う人、いやだから。」
「……俺、時々思うんやけど、Aさんとふっかさんみてるとどっちが男でどっちが女かわからんくなるな。」

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設定タグ:SnowMan , 深澤辰哉 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:函娘 | 作成日時:2023年9月26日 20時

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