ラビット病 ３ ページ3
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『 なあ、？ 』
「 ん？ 」
『 こ、今度さ…
お、おれと、 』
「 あ〜待ってアイス溶けるから 」
『 あ、あごめん 』
コンビニ帰り、小瀧くんと並んでアイスの袋を開けた。
少しだけ溶けかけたそのソーダ味のアイスを口に入れれば、
『 おいし 』
って小瀧くんの笑顔が輝いた。
『 …あのな？ 』
「 あ、待ってやば、バイトの時間 」
『 え、ちょ、宇佐野さん！ 』
「 ほら、急いで 」
ジリジリと太陽が照りつける中を全速力で走った。
「ま、待って」って叫ぶ小瀧くんの足音も後ろに感じて。
そんな足音も気がつけば消えていて、わたしが足を止めたその時、
『 旅行でもせえへん？！ 』
後ろで小瀧くんがそう叫んだ。
『 ずっと宇佐野さんと行きたかったんけど、どうかな？
…りょ、旅行、 』
「 …へ？ 」
『 …ど、どう？
あ、別に嫌やったら無理せんでな、ほらおれも別にそこまで行きたい…わけちゃうしさ、 』
「 行きたいわけやないん？ 」
『 あ、ちゃ、ちゃうくて、行きたいで？行きたいけど、 』
暑さなのか、それとも夕陽なのか、顔を赤くした小瀧くんは、いままで身振り手振りで伝えてたのをピタリとやめて、
わたしの目をまっすぐと見つめてから、
『 宇佐野さんが行きたいなら行く。行きたくないなら行かない 』
なんて笑ってから、「直感で決めて」なんて更に難しいことを言うから、
「 …わかった、行く 」
『 へ？ 』
「 行くよ、旅行 」
なんの心配事も考えずに、頷いてしまった。
小瀧くんを見れば、後ろ向いて小さくガッツポーズしてから、
にやけが収まらないのか、下唇を噛みながらわたしに向けて微笑んだ。
『 バイト先まで送る 』
「 …ありがと 」
そっと大きな手がわたしの手を包み込んだ。
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りってぃ(プロフ) - ゆり。さん» ゆり。さん！ありがとうございます…！ついに完結いたしました(;_;)合作は初めてですごく不安でしたが、そう言ってくださってすごく嬉しいです…！わわっ、大好きだなんて嬉しすぎますよ！これからも頑張りますね、私も大好きです(^^) (2018年10月1日 16時) (
レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり。(プロフ) - 完結おめでとうございます！！大好きな作者様2人が合作して下さりとっても、とっても嬉しかったです！！デレ期とラビット病のコラボ最高でした！りてぃふか万歳っ！ヽ(*´∀｀)ノこれからも、二人とも頑張ってください！大好きです！ (2018年9月30日 16時) (レス) id: 2a1f697cc9 (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - ちげおかみぃさん» こんにちは、コメントありがとうございます('ω')真っすぐに褒めていただいて本当に嬉しいです…！これからも感動できるような作品書けるように頑張りますね！これからもちげおかみぃさんに大ファンでいてもらえるような存在になれるよう頑張りますね！ (2018年8月5日 15時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
ちげおかみぃ - りってぃさん、やっぱすごいですね！もう、りってぃさんの作品っていつもいい意味で裏切られるというか…、人に感動を与えられる作品しかなくて…！なんて言ったらいいかわかんないんですが、一言でいうと…。『大好きです！大ファンです！』 (2018年8月4日 18時) (レス) id: 5d20a0b4b9 (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - ゆり。さん» こんにちは、コメントありがとうございます('ω')わわわ、新作から飛んできてくださったのですね！大ファンだなんてとても嬉しいです！ありがとうございます！これからの展開もぜひ楽しみにしていてください…！ (2018年8月3日 16時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りてぃふか
| 作成日時：2018年7月24日 17時
