piece of love or like？ (ページ18)

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ふっかさんとの通話を切った後、

寂しさを感じる隙もないように、
寝る支度を直ぐに終わらせ、ベッドに潜り込む。

お酒が入っていたのもあり
気づけば眠ってしまっていたみたいで。

窓から、太陽の光が差し込む明るさで目を覚ます。

『ん、、もう朝、、』

枕元の時計をまだ開ききっていない目を
凝らして見ると、どうやら今は9時。

土曜日。
今日の予定は、昨日の私が思い立って起こしたもので。

まず、休日の朝は早く起きれないことは想定済み。
昼過ぎから美容院の予約を入れた。

｢本日担当させて頂きます佐久間ですー！！！｣

『あっ、よろしくお願いします！』

この人が佐久間さん..！

ピンク髪のにっこにこのお兄さんに案内される。
色白でめちゃくちゃ顔整ってるなあ。

｢照から話は聞いてるよー！！！｣

『あ、ほんとですか、！』

実は、昨日自分磨きの手始めに
髪の毛のイメチェンがしたい話をしていたところ、
じゃあ佐久間のとこ行ってみたら、と言われたもので。

彼氏がいる間は、男の人に担当してもらうのもなあと
私が勝手に気にしてしまって、いつも女性にお願いしていた。

なんか照に今度ちゃんとお礼しようっと。

｢今日はどんな感じにしたい？？｣

あまりにも無計画で来たもので、少々悩んでしまう。

『とにかくイメチェンがしたいんですよね...』

美容師さんを困らせそうな
典型的な言葉で返したのにも関わらず

｢分かるよーー、でもバッサリいく勇気は簡単には出ないよね！！(笑) んーーじゃあさ、｣

はははーって笑いながら
私の髪を梳かしながら続ける佐久間さん。

｢カラーのトーン落としてみて、そしたら髪多いと重たく見えちゃうから、量減らして少し長さも変えてーーとかどうかな？！｣

長さそこまで変えなくても
結構イメージ変わると思うんだよなあ、って呟いてる。

『え、それがいい、です！！！』

｢きまりーー！！！準備してくるね！！｣

自分の意思どこいった状態の私への最適解を
すぐに見つけてくれる佐久間さんすっごいな...

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