恋煩いの段.*･ﾟ .ﾟ･*.【RKRN】 (ページ3)

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薬草摘みに行こうの段ページ3

八「びっくりすることだよ！あんなに不運な善法寺伊作先輩と一緒に薬草摘みだなんて！絶対に危険な目に合うって！」

みんな、そんなに血相変えなくてもいいんじゃ･･･

『不運って言っても、命に関わるのような危険にはさすがに合わないんじゃないかな？』

勘「不運大魔王なんだから、命に関わるような危険に合うに決まってるよ。Aちゃんは忍者じゃないんだし、なおさら危険だよ！」

『えっ･･･でも、約束しちゃったし！』

久「どうしても断るのがいやなら、誰かもう1人について来てもらうのはどう？」

豆腐定食を美味しそうにたべながら心ここにあらず･･･といった感じですね、久々知兵助くん。

『なるほど～！それは良い考えですね！でも、生徒で頼める人はいないし･･･』

雷「誰か手の空いてる先生に頼めばいいんじゃないかな？･･･でも、それごときで先生を呼び出してついてきてもらうのは迷惑なのかなぁ･･･う～ん･･･どうしよう･･･」

し、しまった！雷蔵くんが私の相談事で悩みはじめてしまった！

鉢「ら、雷蔵～！しっかりするんだ！雷蔵～
そのことは今は考えなくていいから！」

『みんな、ありがとう～やっぱり先生を呼び出すのは悪いから、何か安全対策を用意してから行こうかな。』

勘「また、何でも相談に乗るからいつでも言ってねAちゃん。」

八「A！気をつけてな！」

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　いやー、あんなに男子と話すなんて。ここへ来る前の私には考えられなかったなあ。

　数年前、現実世界から突然、おそらくパラレルワールドである室町時代っぽいこの世界にやってきてしまった。親切な女性に養子としてお世話になった。

　便利な技術や機械のありふれた世界から来た私は、この世界に来て自分は何も知らないし一人では何もできないひよっこであるという現実を突きつけられた。

　初めは、両親や家族、親戚、友達にはもう会えないのだろうかとしくしく泣いてばかりいた。でも数ヶ月たったころ、この世界でたくましく生きている周りの女性たちを見て、私も悲観的になっている場合ではないと徐々に感じるようになった。

　正直、今でさえ家族や友達を思い出して辛くなることがなくなったわけじゃない。でも、この世界に来て半年くらい経った頃、私はやっとあることに気がついた。そう、この世界が私の大好きなrkrn、忍びのたまごの世界であるということに。え？私の大好きな忍びのたまごたちに会えるかもしれない！