恋煩いの段.*･ﾟ .ﾟ･*.【RKRN】 (ページ1)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:8,198 hit

薬草摘みに行こうの段！ページ1

私、Aは忍術学園で食堂のおばちゃんのお手伝いをしている。

「まぁ！こんなんじゃ嫁にも出せないわ！料理の１つも上手にできないなんてえ！！」と養母に言われ、1年ほど前からここで花嫁修業をしているんだけどねぇε-(´-`*)

でもなんてったって、ここは可愛い下級生のみんなと、かっこよくて頼もしい上級生たちがいて毎日楽しいから来て後悔はしてないよ！

好きな人もできてしまったもん。

その人は六年は組の――――――――

「あっ！A。ここにいたんだね！」

突然意中の彼に呼びかけられてドキドキと心臓がはやくなる。

『伊作くん！』

後ろを振り向けば両手にトイぺをいっぱい抱えた伊作くんがいた。

『どうしたの？』

私がそう言うと、彼は少し困ったような顔をして頭をかいた。

「いやぁ、実はね、今から一緒に薬草摘みに行ってくれる人を探してるんだ。一年生は野外実習だし、他の学年も授業があるし、私以外の六年生は今日はみんな任務が入ってて･･･」

これはチャンス！伊作くんと出掛けられるなんて嬉しすぎるよー(*´艸`)

『私でよければ！』

伊作くんはアーモンド型の綺麗な目をキラキラさせた。

「ありがとう！！せっかくの休みだから薬草を摘みに行きたいけど、１人じゃたくさん持ってかえれないから一緒に来てくれる人を探していたんだよ！」