イ ベ リ ス 2

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広臣side





「はぁ、」





今日1日の疲れをとるようにゆっくり湯船につかる。



このまま風呂にいてぇな。



風呂上がったら友里恵が家に来てるから、桜井さんに

言われたようにハッキリしなきゃならない。



俺と別れてくださいって。



やっぱりら俺はAを忘れられない。



Aのことを信じてあげられなくて傷つけたけど

今度は信じてあげて嫌っていうほど愛したい。





「よしっ」





風呂からザパッと上がり、部屋着を着て友里恵の

元に頭を拭きながら行く。





友里恵「あーうん………ムカつく……んと桜井Aに

似ててウザい」





え、今のどういうことだ。



Aに似ててウザい?それってAもウザいってこと?



寝室から聞こえる友里恵の声に悪いが聞き耳をたてる。



すると今度はハッキリ声が聞こえる。





友里恵「あのガキ、私にババアなんて言って許さない。

なんて言ったかな…そう恵よ。

恵って子を痛い目に合わせてやるわ」



「っ、」



友里恵「大丈夫よ。だって、椎名優樹っていう子も

殺すって言ったら、私がやったって言ったのよ?

なら、恵っていう子を本当にやればAは死ねって

言ったら死ぬんじゃない?あはは!いいわね!」



「友里恵…?」



友里恵「えっ、お、臣くん?」



「っ!今のどういうことだよ!」



友里恵「ち、違うの!」



「何も違うくねぇよ!!全部、全部話せ!!

じゃないと、俺いくらお前でも…」





許さねぇよ?





友里恵の肩を掴みそう笑顔で言ってやる。





それから友里恵の口から溢れる真実に俺はその真実を

聞いて今すぐAに会いに行ってきつくこの腕で

抱きしめたくなった。





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