キミのいない夜 -2-

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「ちょっ、」



広臣「んー?」



「ふ、服着てよ!!」





ご飯を食べ、しばらくゆっくりして

先に私がお風呂に入りソファでゆったりしてると

お風呂からあがった臣が私の横に座った。



けど、その格好が…上半身裸っていう。



別に、オトコの人の上半身裸なんで何度も見たけど

臣はやっぱり違う。



心拍数が上昇する。






広臣「別にいいじゃん」



「だ、ダメ!」



広臣「もー仕方ないな。あ、最後に触っとく?」



「触んないっ!」





顔をそっぽ向けた私を笑ってる。



そんな冗談に乗れるほどの余裕が無いの。





広臣「よいしょー」



「お、あったかーい」



広臣「風呂上がったばっかだからな」





後ろから私を抱きしめる臣。



お腹に回る手に手を重ねれば首筋に埋まる顔。



髪の毛が首筋と頬に当たって擽ったい。





「擽った…ひゃっ!?」





擽ったさに身を捩ってるとペロッと首筋を舐められる。



私の反応がよかったからか首筋を舐め続ける。





「んっ、ちょ、臣…ぁっ、」





このままソファで臣と…。



そんな考えが頭をよぎりドキドキしだすと

後ろからずしっと全体重がかかってきた。





「…臣?」



広臣「スー…」





まさかのまさか。



私の期待を裏切った臣。



寝ちゃったよ。



まぁ、仕事が忙しいもんね。



なんとか寝てしまった臣をベッドに運び

綺麗な寝顔の臣の唇に軽いキスを落とし





「お疲れ様」





そう囁き私も臣の隣で眠りについた。





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