キミのいない夜 -2-

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「ヤダヤダヤダヤダー!!」



剛典「ここまで来てんだから入れよ」



「むーりー!!」



隆二「ほら早く入ってよ。

俺らが悪いことしてるみたいだから」



直人「えっと…」



「わぁっ!?」





無理矢理3人に引っ張られて三代目の楽屋まで来たが

扉を開けたらメンバーが全員揃っていて

あ、やっぱ無理だと思った私は腰を落として

入るのをずっと拒んでいる。



するとそれにしびれを切らしたのか臣が後ろから

膝で私の腰を蹴り押して前のめりに楽屋に

足を踏み入れてしまった。





「おーみー!!」



広臣「だって早く入らないんだもん」



隆二「よくやった臣」



剛典「ほら、みんなに紹介するから座ってー」





臣に腹立っている私を剛典が近くの椅子に座らせる。



今思えばこんだけ騒げば注目浴びるよね。





剛典「はい、自己紹介どうぞ」



「…えっと、中川Aです」



「「「「A!?」」」」





自己紹介をしろって言われたからしたら

何故か名前をみんなに叫ばれる。





直人「キミがAちゃん!!確かに可愛いねぇ」



直己「綺麗だね」



ELLY「そしてクール!てか、」



健二郎「あんときの看護師さんやんか!!」



「あ、お久しぶりです?」



健二郎「久しぶり〜。

こんな3人に好かれて大変やなぁ」



「……ちょっと?」






健二郎さんの言葉に3人の方を向くと3人とも

そっぽ向いてる。



なんで健二郎さんが3人が私のこと好きって知ってんの!





「剛典、どーいうこと?」



剛典「や、あの…」



「もういい。

健二郎さん、なんでそのこと知ってるんですか?」



健二郎「この前、この3人が女の子にフラれたーって

萎えててな、そんときに聞いた」





なんちゅーこっちゃ。



もー私の人生終わったようなものじゃないか。





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