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製造番号34 ページ36

ベル「ハァイ♪いらっしゃい、私の可愛いアリス!」

『離してください、私は貴女にお面を借りに来ただけです。』

ベル「ああ、兎のお面だったわよね!
はいこれ、オマツリ?のヤタイ?で貰ったのよ!」

『ベルモットさん、お祭りも屋台も余り分かっていないでしょう。』

ベル「いいのよ、楽しかったし♪」


ベルモットから渡されたのはリアルな兎のお面だった。


試しに私はそのお面を被り、ベルモットの前でくるっと回る。


『どう?』

ベル「うーん、制服が合わないわね……
そうだ!アリス=男設定はどう?」

『え?何ですかそれ、男装ですか……
楽しそうですね!やりましょう!!』

ベル「あ、案外乗り気ね。
さ、男物の服はこっちよ!どうせだからタキシードとかにしましょうか!」

『どうせなら格好良くしてくださいよ!』









数分後、私はベルモットの手によってスタイリッシュな男性へと姿を変えていた。


ベル「素敵!格好良くなったわよアリス!」

『どうせ兎面で隠れちゃうんですけどね。』

ベル「そんな事言わないの。
これで、貴女のお兄さんのバーボンには絶対に気付かれないわね!」

『ありがとうございますベルモット。
安室さん…バーボンにバレたら、お説教所じゃ済みませんからね。』

ベル「そうね、彼、貴女の事いっつも気にかけてるみたいだし。」

『あの人にはヤンデレ疑惑がかかってますからね。』

ベル「え、そうなの?」

『嘘ですよ、あの人はヤンデレ所かデレデレです。』

ベル「へぇ、少し見てみたいわね。」

『辞めといた方がいいですよ〜。』


ベルモットと零兄について話していると、コンコンとドアがノックされた。


ベル「誰?」

ジン「俺だ、ボスがアリスを呼んでる。」

『分かりました、直ぐに行きます。
それではまた会議で会いましょう。』

ベル「ええ。貴女の名演技、楽しみにしておくわ。」

『笑ったら承知しませんからね。』


そう言ってベルモットの部屋を後にし、ジンと一緒にボスの部屋に向かった。









コンコン


ジン「ボス、アリスを連れてきました。」

ボス「入れ。」


ジンがゆっくりとドアを開けた。


『お久しぶりです、ボス。』

ボス「ああ、久しぶりアリス。」

『……貴方まで私をアリスと呼ぶようになってしまいましたか。』

ボス「おや、ベルモットから聞いていないのかい?君の名付け親は私だよ。」

『「……………えっ」』


初めてジンとハモった気がする。

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28cm(プロフ) - Blue purpleさん» BIue purpleさん、投票有難うございます! (2018年3月2日 22時) (レス) id: 0d354a01d1 (このIDを非表示/違反報告)
Blue purple(プロフ) - 2がいいです。 (2018年3月2日 22時) (レス) id: 1b34d3a9ec (このIDを非表示/違反報告)
28cm(プロフ) - かずねえさん» ななななんだってぇ!?ってもう教えたかw (2017年8月2日 22時) (レス) id: 0d354a01d1 (このIDを非表示/違反報告)
かずねえ(プロフ) - 28cmさんやっぱり検索しても出てこないっす! (2017年8月1日 21時) (レス) id: a8df05ba70 (このIDを非表示/違反報告)
28cm(プロフ) - 森導さん» 森導さん応援ありがとうございます!更新頑張ります! (2017年5月9日 20時) (レス) id: 0d354a01d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:28cm x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年2月26日 2時

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