今度は俺がトリップとか聞いてねぇ！！【名探偵コナン】

ラフな１日 ページ16

Aside




組織の人達と連絡先を交換した次の日。




ピーンポーン




『ねっむい……今何時やねん………

まだ寝かせてぇな………』




ピーンポーン




『んん……なんやねん………

まだ７時やぞ……』




ピーンポーンピーンポーンピーンポーン




『……あーうるさいなぁ！！誰だよ！！』




平次「俺や兄貴ーー！！！」




『うわぁぁぁあああ！！

へ、平次！？』




なんと目の前には平次が！




『な、なんでお前がここに！？

だってここ、東京だろ！？』




平次「東京やない、東都や。

それより……

久しぶりやな、兄貴！！」




『ああ、久しぶり平次！！

こんな寝間着姿でごめんな！』




平次「兄貴やから大丈夫や！

でもまあ、取り敢えず着替えたらどや？

これから毛利のおっちゃんの所に行くさかい、兄貴もくるやろ？」




『ああ！

あれ、そう言えば和葉ちゃんとは一緒じゃ無いんだな。』




平次「お、俺とアイツをセットにすなゆうてるやろ！

か、和葉には先に言ってもろてる。」




『お、おう、そうか。

((すごい焦り様だな……。))』




俺は着替えを始めようとして、ふと気が付いた。




『……へ、平次。

一瞬、外出てもらってもいいか？』




平次「なんでや？男同士やから大丈夫やろ！」




や、俺、女なんだよなぁ。




なんて言えるはずもなく……




『は、恥ずかしいだろ！？

ほら、出た出た！』




平次を無理矢理部屋の外に出し、着替え──









───終わった。




『お待たせー♪』




平次「おう！

どないする？俺のバイクで行くか？」




『いや、俺も愛車があるんでね。』




そう言って車庫に入っているSHADOW Rを撫でた。




平次「おお、かっけー！」




『お、分かるか？』




平次「分かるで！

このごっついフォルムもカッコイイなぁ！

あとこれ１５００ccやろ？」




『ああ。これ結構飛ばしたり出来るんだよ！

スピードがいいんだよなぁ！』




しばらバイクについて語った後。




『そろそろ行くか。

和葉ちゃんも、これ以上彼氏を待てないだろうし♪』




平次「だ、誰がアイツの！！」




『おんやぁ？俺は平次が彼氏なんて、ひ・と・こ・と・も、言ってないけどなぁ！』




平次「しばいたろかこの兄貴…！」




『あはは、ごめんごめん！

さ、そろそろマジで行くぞ！』




俺はメットを被り、バイクのエンジンを掛けた。

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