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目黒side
見入ってしまっていた俺は
最後まで彼女を見ていた。
無論、あいつ以外のメンバーも全員。
彼女が踊り終わると、
一気に静かになるこの空間。
彼女はメンバー全員に
見られているのを今分かったのか
きょろきょろし始める。
「え、そんなに下手でしたか...？」
何を言うかと思えばこのありさま。
『いや普通に上手いじゃん、歌もダンスも。』
気づいたら俺は自然言葉を発していた。
俺に続いて褒めていくメンバー。
向「よし休憩しよか！照くん疲れたw」
康二くんのおかげでそのまま休憩になり
座りながら水を飲む。
やばい、くらくらする。
ここで心配かけたくないし、
一回風にあたってこよう。
水を持ちながら、俺はベランダに向かった。
廊下で一瞬目眩がして、
倒れそうになったけど
なんとかベランダまで着いた。
少し気を抜いてまたぼーっとする。
あいつを認めていいのだろうか。
今日ふと思ったんだけど、
あんなに頭踊りもできて新加入する事に
反対する意味がない気がしてきた。
頭によぎるのは女という
イレギュラーな存在だという事。
女を入れなきゃいけないぐらい
俺は力不足なのだろうか。
そうしたら俺は...あそこにいる意味はあるのかな。
「汗かいた後に風に当たると...風邪ひくよ？」
『...！？なんだ、お前かびっくりさせんな。てかなんでここにいるの。』
急に話しかけられたからびっくりして
体勢崩れそうになったけど危なかった。
「なんでって言われても...風にあたりに行こうと思ったら目黒さんがいた。」
ベランダ寄っかかりながら
笑顔でそう返す彼女。
さっきまで真剣に踊ってた人だと思えないわ。
「お節介で申し訳ないですけど、人に迷惑をかけるような事を目黒さんは言わないタイプですよね。言わなきゃ分からないことだってきっとありますよ？」
『別にそんな事ねーし。』
「自分の体は自分にしか分からないんですからね。」
こいつ俺の体調が悪いこと分かってたのかよ。
『大丈夫だっ_____』
急にさっきとは比べ物にならない程
激しい目眩が俺を襲う。
俺はその場で倒れてしまった。
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かなうさぎ。(プロフ) - そんみさん» コメントありがとうございます！誕生日一緒とか運命みたいですね！面白いと言っていただけてとても嬉しいですありがとうございます！ (2020年5月10日 21時) (
レス) id: 8d5bc450c3 (このIDを非表示/違反報告)
そんみ(プロフ) - 誕生日私と一緒で運命かと思いました。めちゃくちゃ面白いです大好きです*^^* (2020年5月10日 17時) (レス) id: 36929c71e4 (このIDを非表示/違反報告)
かなうさぎ。(プロフ) - 黎音さん» ご指摘コメントありがとうございます！修正いたしました！ (2020年5月2日 3時) (レス) id: 8d5bc450c3 (このIDを非表示/違反報告)
黎音(プロフ) - 前置じゃなくて全治な (2020年5月2日 1時) (レス) id: 4c2c4c6e06 (このIDを非表示/違反報告)
叶兎(プロフ) - ラテさん» コメントありがとうございます！頑張って更新していくので楽しんで読んでもらえれば嬉しいです！ (2020年4月21日 15時) (レス) id: 8d5bc450c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：叶兎 | 作成日時：2020年4月12日 16時
