Ｎｏ． 142 そうじゃない ページ4
.
｢･･････｣
どうせまた･･･
暴言でも吐いてるんだろうな
それにしても、麗日さん･･･
すごくかっこいい･･･
私だったら
きっと･･･
怖気づいてまともに戦えない
｢麗日さん後ろから･･･｣
｢お茶子ちゃん、上着を浮かせて
気がそっちに行ってるうちに奇襲をかけたのね｣
｢[上着を浮かせて這わせたのかぁ
よー咄嗟に出来たなぁ！！]｣
もうちょっとで、触れられそう
BOOOOOM
でも、やっぱり痛々しい･･･
｢見てから、動いてる･･･！？｣
｢あの反応速度なら
煙幕はもう関係ねぇな、怖ー｣
｢触れなきゃ発動出来ねぇ麗日の"個性"
あの反射神経には、ちょっと分が悪いぞ･･･｣
｢[麗日、間髪入れず再突進！！]｣
何度も聞こえてくる爆発音
････やっぱり少し･･見てるの辛い･･･
｢！、アレ･･････？｣
もしかして･･･
『おらああぁああ！！！』
｢お茶子ちゃん･･･！｣
｢爆豪まさか、あいつそっち系･･･｣
『まだまだぁ！！』
｢[休むことなく突撃を続けるが･･･
これは･･････]｣
｢･････････あの変わり身が通じなくて･･･
ヤケ･･･起こしてる｣
･･･そうじゃない
私、速攻しかないと思ってだけど
麗日さん、すごいよ･･･
｢なァ止めなくていいのか?大分クソだぞ･･･｣
｢見てらんねぇ･･･
････････････！！
おい！！それでもヒーロー志望かよ！
そんだけ実力差あるなら
早く場外にでも放り出せよ！！｣
｢っ！･･･｣バッ
｢！、どうしたの秋佳？｣
｢っ、ごめん耳郎さん何でもないよ｣
わかってもないのに･･･
そんなこと言わないで欲しい･･･
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作者名：sana | 作成日時：2016年9月27日 4時
