好きです。猫被り先生[小瀧]

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「終わっ…たぁ…」








模試が終わって一段落、








あとは結果を待つだけ、








愛「お疲れ様〜」







「ほんま、疲れたわぁ…愛子もお疲れ様〜」









ひとまず力がすっと抜けた感じ、








肩から重りが降りたかのように軽い









その日はベッドに寝てそのまま意識を手放した









空気が乾燥しゾッと寒気を感じる気候のころ









模試の結果が出た、







ちょうどその日は望先生が来る日








何回か授業を受けてきて先生を色々知ってきた







っていうか、慣れてきた。









『失礼しま〜す』







「望先生っ、」








『ん？』








「模試の結果出ました…、」








偏差値62の大学に行きたい私。







だけど私の偏差値は58だった、









ほんまは見せたくない、恥ずかしい









そんな気持ちがこもりにこもった紙を渡す









どうせまた、アホやなぁ〜とか笑われるんやろ









『ん〜…結果やばいなぁ…』









あれ？








『おい、』







「は、はいっ、」







『これから前より詰めてくけど平気？』






「だ、大丈夫です、」

ああ、そうやった








この人勉強には誰よりも優しいんや






生徒思いで、他の生徒にも…、








『それより良かったなあ、

こんなに頼もしい大学のイケメンな先輩が

家庭教師やなんて、』





「え…？」





『俺、青城大学経済学部なんやけど』





…望先生が私が志望してる大学、学部の先輩？！

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