好きです。猫被り先生[小瀧]

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『俺はお前だけの先生や。


人には差がある、なんで愛子ちゃんと比べるん』







真剣な眼差しで話しかける望先生。








『確かにお前はアホかもしれへん、けどな


着実に力はついてんねん。


人に流されたらあかん。自分のペースや、


それに、俺から卒業？笑わせんな、合格しても


俺と同じ大学やろ、あと俺がAちゃんを


合格させるって決めたんやから、』









あれ…、涙が止まらない。








熱のせいなのかなんなのか、涙が溢れる








言い方は冷たいかもしれへん、けど







先生なりの優しさがひしひしと伝わってきて、








胸が苦しくなる、








「生意気な事言ってっ…すみませんっ…ひっく」








『…謝らせたいわけちゃうから、


でも、俺から卒業できるように頑張れよ？』








その時触れられた私の頭、







それと同時に私の胸の鼓動は早くなる








またさらにそれと同時に、







自分が望んでいた「卒業」の言葉を








先生から聞いてまた胸が締め付けられた

20→←18のぞむ。

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