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剛典「Aー!!」
「たーかーのーりー!!」
ジムの入口で汗だくの剛典とぎゅーっと抱き合う。
隣では臣がため息をついて私達を見守る。
私に事務所に行こうと誘ったのは、剛典が私に会いたいとしつこかったかららしい。
会いたいって言われたら嬉しいもんですっごい笑顔になる。
剛典「久しぶりのAだー」
「本当に久しぶりだね。前より細くなったんじゃないの?」
剛典「今絞ってるからね」
「体調だけは気をつけてよ?」
剛典「心配してくれてるんだ。嬉しー」
そう言って、顔を傾けながら近づけてきた。
何を思ってキスしようとしてんのよ。
でもそれは私が止めるものではない。
広臣「なぁ、岩ちゃん。何しようとしてんの?」
剛典「……あは」
広臣「ちょっと、二人で離そうか」
止めるのは臣の仕事で、キスしようとした剛典をどこかに引っ張って説教するのも臣の仕事。
でもさ、ここに残された私はどうなるの。
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作者名:FuKa | 作成日時:2016年3月25日 15時