【L.A.F.S】-A.Shirahama- (ページ6)

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亜嵐くんがカフェに来てくれるようになって１週間。
毎日とは無理だけど、時間がある時にはよく来てくれる。

今日も仕事の合間に来てくれて、ダンスやDJの話をしてくれる。
何も分らないからこそ話が面白い。

「携帯鳴ってるよ」

でも、楽しい時間というものは早く過ぎるもの。
亜嵐くんの携帯が鳴ったということは、仕事が始まる合図。

亜嵐「はぁ！？」

かと思いきや、どうやら違うらしい。
声を荒らげたと思いきや、焦り出す亜嵐くん。

亜嵐「ぜってー来んな！は、嘘だろ！おい…って切れたし！」

「どうしたの？」

亜嵐「Aちゃんは隠れてて！お願い！」

「え、何で…」

訳も分からずそう言われ、隠れようとするとタイミング良くドアが開きベルが鳴る。
音に気づき視線を向けると、初めて亜嵐くんに会った時よりも衝撃的なことが。

「う、そ…」

亜嵐「っあー、クソっ！」

喜びよりも驚きが強い私。
明らかに声がイラついている亜嵐くん。

私達２人の視線の先には笑顔、というよりはニヤついてる

「亜嵐くん、みーつけた」

私の１番好きな人がいた。

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