ぼーいず&がーる

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「んー」








まだ眠い目を擦りながら教室に入ると、いつもより騒がしい。



そりゃそうだ。



明日から待ちに待った夏休みなんだから。








隆二「おはよ、A」



「おはよー隆ちゃん。明日から夏休みだね」



隆二「Aは補習だけどね」



「それは言わないで」



隆二「それより、またなってるよ」








何が、と聞く前に隆ちゃんはある方を指さす。



そこには、この前と同じように臣ちゃんにベッタリな美咲ちゃん。








「隆ちゃんのバカ」



隆二「いてっ!え、A?」








隆ちゃんのお腹をポコッと殴って臣ちゃんの方に行く。



やっぱり引っ付いてるの見るの嫌だし、昨日のことで話したいことあるし。



でも、話したいと思っても昨日のことが頭を駆け巡り恥ずかしいって気持ちあるけど、臣ちゃんの手を引っ張る。








「……一緒に来て」








臣ちゃんはすんなり美咲ちゃんから離れるが、美咲ちゃんは私を睨む。



いつもは絶対にしないけど、べーっと美咲ちゃんに舌を出し臣ちゃんと二人で話せそうな場所に移動した。









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