ぼーいず&がーる

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直人「おらー!お前ら席つけ!」



「あれ、直ちゃんだ」



直人「先生をつけろ!あと、山下は黒崎を降ろして自分のクラスに戻れ!」








健ちゃんの背中に乗って遊んでいたら、私のクラスの担任になった片岡直人先生こと直ちゃんが教室に入ってきた。



渋々、健ちゃんの背中から降り自分のクラスに戻る健ちゃんを見送り、席に着く。



まったく、そうやってカリカリするから背が伸びなかったんだよ!



私よりは高いけど…








「直ちゃん可愛い〜」








生徒より小さいって可愛い!



心で呟いたはずが声に出ていたらしく、出席簿で頭をバシッと叩かれる。



その瞬間、クラス中が笑いに包まれる。



すごく痛いんだけど…。








「うぅ〜」



隆二「よしよし。痛かったね」



直人「今市と黒崎は放ったらかして、みんなもうわかってると思うけど、このクラスに転校生が来る。一年しか一緒にいられないが、仲良くしてやってくれ」








直ちゃんはさらっと酷いことを言い、手短にそう説明した。



そして、廊下に向かって「入ってこい」そう言うと、一人の男の子が教室に入ってきた。








「…はじめまして。登坂広臣です」








簡単に自己紹介を済ませたトサカヒロオミくん。



第一印象、隆ちゃんに劣らずイケメン、かな。



だって、クラスの女子の目がハートになってるもん。









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