ぼーいず&がーる

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「臣ちゃ…重い…」



広臣「頑張って」



直人「……お前ら何してんの?」








あの屋上での出来事から何日か経った頃、教室で背中に臣ちゃんを背負ってると直ちゃんに変な目で見られる。



私も何で臣ちゃんを背負ってるかわかんない。



とりあえず降ろしなさい、と言われたから背中から降ろす。








「うーん、身体が軽いー」



広臣「そんなに俺重くないでしょ」



「か弱い女の子には重いよ」



隆二「直人先生より小さいもんね」



「うん!」



直人「黒崎と今市覚えとけよ」



「「誰が覚えとくか」」








やっぱ一年の頃からの仲だ。



息ピッタリ!



呆れた顔の直ちゃんの前で隆ちゃんとハイタッチすると、また後ろからどしっと重みが乗る。








「おーみーちゃん、重いってー」



広臣「隆二とばっか話してるもん」



隆二「うわ、俺にもくんのかよ」



直人「イチャついてるとこ悪いけど、俺教師だからね?」



「そう言うぐらいなら、臣ちゃん退かして!」



直人「それはヤダ」








隆ちゃんに助けを求めても、頑張れとだけ言って自分の席に戻りやがった。



仕方なく、肩にある臣ちゃんの頭を撫でる。



撫でてやると擦り寄ってくるのが可愛くて、退いてなんで言えなくなってしまった。



このあざとい奴め…。









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