ぼーいず&がーる

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ホームルームが終わった後、疲れたなぁと机に突っ伏していると髪の毛を誰かに触られる。








広臣「髪の毛ボサボサ」








どうやら私の髪の毛を触ってるのは臣ちゃんみたい。








「髪の毛整えてる暇なかったんだよー」



隆二「俺、こんなボサボサな頭のA初めて見るわ」



「ヤダ〜恥ずかしい」



広臣「櫛、持ってる?」








じゃじゃ〜ん!と言ってポケットから櫛を出すと、臣ちゃんに取られる。



そして、私の髪の毛に通し手慣れたようにぱっぱとポニーテールにしてくれた。








隆二「可愛いー!」



「臣ちゃんすごーい!」



広臣「…そうでもないよ」



「隆ちゃん!臣ちゃんが照れてるよ!!」



隆二「まじだ!A!写メるぞ!」



「臣ちゃーん目線こっちー!」



広臣「…うっさい」








ガチデレしちゃった臣ちゃんを何枚か写メると、一連の作業を見ていたクラスメイトの美咲ちゃんが私達の元にやって来る。



ちなみに隆ちゃんに聞いたけど、美咲ちゃんは臣ちゃんのことが好きでこっそりアタックしているらしい。








美咲「登坂くんって手先器用なんだね」



広臣「…別に」



美咲「よかったら私の髪の毛もAちゃんみたいにしてくれないかな?」








おぉ、すごい積極的。



なんて二人を見守ってると、臣ちゃんがチラッと私を見る。



そしてハッキリと








広臣「A以外はムリ」








そう言った。



すんごいハッキリ言ったから美咲ちゃんすごい顔してるよ。



睨んでるよ。



ま、別に大丈夫か。



美咲ちゃんも席に戻ったし、一限目の準備でもしよう。









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