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あれから夏休みが入るちょっと前に花火は完成した。
テテ「できた…。」
テヒョンは喜びが顔に出ており、彼が辺りを見渡すと、ヨナは疲れてとろけたように体がちゃんと椅子に座れていなかった。
ウヨウ「まぁ、この約1ヵ月二人で3個作るのは上出来さ。後の玉は私が作り置きした玉を飛ばしてやる。」
ヨナ「ババァホントかよ!?また金取るんじゃないでしょうね?」
そう彼女はウヨウの方を睨むように問い詰めた。
ウヨウ「ふんっ。」
そう鼻で笑い彼女を抱き締め、髪をワシャワシャなで始めた。
ヨナ「な!なんだよ!!髪が乱れるだろー!」
ウヨウ「バカ女よく頑張ったな。……ヨナ」
そのウヨウの顔はお母さんのような顔で、優しいような、悲しいような顔をしていた。
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その後1時間ぐらい休憩をして、ヨナは疲れたのか椅子二つをベッドにし寝ていた。よく寝れたものだと彼は思っていた。
彼はそろそろAに会うためヨナを起こし支度して帰ろうとした所ウヨウが急に喋り始めた。
ウヨウ「わたしゃ…テヒョン見たいなガキが一人いたんだよ…。私が言うのは、なんだが…いい家族だったよ…。」
そういえば、彼女の家族は見ていない。ってきり一人身なのかと思っていたテヒョンは思ったことを口にする。
テテ「お聞きしてもよろしいですか…。その…ウヨウさんは旦那さんや息子さんがいるんですね。」
彼は座り直し、ウヨウの話を聞く。
ウヨウ「あぁ…いたさ。でも二人とも死んださ。」
そう言われ彼は驚き言葉も出なかった。
ウヨウ「私の家族は呪われていたのかもしれないね。私の話を聞いてくれるかい?なんか思い出してしまってさ…。話したい気分なんだ。」
彼は黙って縦に頷く。
ウヨウ「あれは…」
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作者名:マリモ | 作成日時:2023年1月13日 0時