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緑谷「一人で...。」
虎杖「動ける奴いなくなった方がいいもんな！」
『グッボーイ悠仁！！』
ワシャワシャと悠仁の頭を撫でると太陽のような笑顔で撫で返される。可愛い。
上鳴「え...切島ァ！？梅雨ちゃん！」
宍田「口田氏の索敵に捕捉されるのは折り込み済みですぞ！塩崎氏を最も警戒するであろう事も！彼女をおとりに私は這い寄り近付く！準備させれば上鳴氏の独壇場となる可能性が高い！それ故愚直に攻め入る！私は鼻が利くのですなァアアア！」
宍田獣郎太。個性はビースト。彼の背中に乗っているのは円場硬成。個性は空気凝固。
円場「仲間を巻き込む放電は出来ないだろ上鳴電気！個性を伸ばした新技、エアプリズン！音を一切通さない独居房だぜ！」
動物と会話できる口田君を空気壁で閉じ込めた。
「よっしゃ蹴散らせ宍田ーー！！」
宍田「任せれましたぞォォォ！！」
宍田が拳を振り上げる。上鳴は叫びうろたえるのに対し心操はまっすぐ宍田を見ている。
『心操も今までのままじゃないからねぇ...。』
上鳴「おつかれさまでしたァァァーー！！」
いつまでたっても宍田の拳はふりおろされることはなく、ダランと脱力したように腕が下がる。
初めに気づくのは本人の円場。
円場「＿＿＿..俺の声で喋りやがった...！？」
心操「“もう一つの声帯”ペルソナコード。」
心操の個性は心操の問いかけに応じることで個性がかかる。つまり、個性が割れているB組は心操の声をガン無視すればなんの害もない普通科の生徒。
その弱点をカバーできるよう心操が発目さんに依頼したサポートアイテム。
心操の声は生の声でないと発揮しない。拡声器を使えばその効果はないとのこと。そこで私の使っているサポートアイテムを見て考えていたそうで。私がいない間にサポート科に通い完成したらしい。
私のは狗巻家の術式である『呪言』を使えるように拡声器を改造し、手首に巻き付けすぐに使える様にしてもらった。
心操はまだヒーロー科ではないのでコスチュームはないが、変声器があると少しそれっぽく見える。
『心操の個性はここにいる奴らには多少割れてるけど、これは完全に初見。かからないわけがない。』
そうつぶやいた私をお兄ちゃんは面白そうに見ていた。
五条「A、相当彼気に入ってるみたいだね。」
『まァ...。私の目に間違いはないね。』
＿＿＿＿＿＿「大丈夫。Aならやれるさ。私たちの目に間違いはないさ。悟。」
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作者名：はなな | 作成日時：2022年11月7日 14時
