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相澤「スタートは自陣からだ。制限時間は20分。時間内に決着のつかない場合は残り人数の多い方が勝ち。」
そろそろ第一試合が始まるころ、モニタリングできる大きなモニターのある広場にオールマイトとミッドナイトがやって来た。
ミッド「どっちが勝つと思います？」
オール「どうだろうねぇ。多くのピンチを乗り越えて来たA組は確かに強い。しかし...成績を見ると実はB組の方が伸びてるんだ。トラブルがない分着実に地力を上げている。ピンチに力を発揮するA組か。堅実に全体を底上げしているB組か。
楽しみだ。」
五条「あれ、オールマイトじゃん！」
オール「！！五条少年！！」
『いや、この人もう少年って年じゃないですよ。』
虎杖「え！？あれオールマイトなの！？おれサイン貰ってくる！」
釘崎「私パス」
伏黒「同じく」
高専組がワイワイ騒ぎ始めたところでブラドキングの合図で第一試合が始まる。
A組は梅雨ちゃん、口田、上鳴君、切島君、心操。
B組は塩崎さん、宍田、円場、鱗。
うちのクラスは梅雨ちゃんが作戦を練って行動する感じだな。意外と上鳴君や切島君も機転は効かせてくるが基本は梅雨ちゃんだろう。司令塔であると同時にあの子が軸になる。心操の洗脳は厄介だが、はやめにどうにかしたいのは梅雨ちゃんだな。
『ね、悠仁。A組の子のメンツ、初見でだれ抑えたらはやい思う？』
虎杖「え？うーん...。俺なら、あの蛙っぽい子かな？」
私たちの会話を驚きつつ聞いている緑谷君。
『うん。よくできました。直感だけどいいね！宿儺もそう思うでしょ。』
宿儺「...まあ、奴だろうな。まあ、関係なく殴殺だがな。」
『はいはい。...なんでだと思う？緑谷君。』
興味深そうに話を聞いていた彼に質問を投げると、声をかけられると思ってなかったのか驚きながら会話に混ざる。
緑谷「いや...体育祭で心操君の洗脳の厄介さを知ってるし、心操君の洗脳でうまく連携がとれないとうまく動けないんじゃないかなって思うんだけど...。」
『今回のルールでは5人チームでも4人捕まえたら勝ちになるんでしょ？そこを含めて考えたら、心操を無視した方がはやい。
ま、私はある程度情報が分かってるからなんだけどね。この子が直感で梅雨ちゃんがいいと思うのは、呪術師は基本一人で戦うことを想定しているからだね。一人で戦う上で心操の個性は挑発に乗らなければ意味のないことだからね。』
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作者名：はなな | 作成日時：2022年11月7日 14時
