35 ページ36
職場体験当日。私は相澤さんとともに皆の見送りに駅に来ていた。全国各地に散らばるため、新幹線も通る大きな駅だ。体育祭の全国放送でかなり目立ってる。
相澤「コスチューム持ったな。本来なら公共の場じゃ着用厳禁の身だ。落としたりするなよ。」
芦戸「はーい！！」
相澤「伸ばすな。「はい」だ芦戸。」
芦戸「...はい。」
相澤「くれぐれも失礼のないように！じゃあ行け。」
三奈ちゃんが相澤さんに注意を受け落ち込んでいるのを横目に見ていると百ちゃん、響香ちゃんに囲まれ、しばらくの別れと頭を撫でられたりハグしたりと和気あいあいとしていた。
ふと轟君と目が合う。彼とは公園でお互いの事を話してから距離が縮まった。
轟「A。行ってくる。」(ポン)
轟君は私の頭に手を置きするりと一撫でし満足げに笑う。そんな様子を周りにいる皆、特に三奈ちゃんなんかは目を輝かせて見ている。
『うん。行ってらっしゃい。頑張って！』
軽く手を振ると轟君はホームへと歩き出した。三奈ちゃんたちが騒いでいたが相澤さんに注意を受け各自の目的のホームへと渋々向かった。
全員がホームに向かい、この場には相澤さんと私だけ。この前の朝のことがあって少し気まずい。
『では相澤さん。私も高専に戻ります。昨日のうちに雄英内の呪霊は出来る限り祓って、私の呪力のこもったお守りを置いてきたのでしばらくは大丈夫だと思います。何かあれば連絡くださいね。』
相澤「ああ。....お前、初めて会った時よりあいつらといて楽しそうだったな。」
『！！.....そう、でしょうか。クラスに馴染んでいるように見えていてよかったです。』
本当は分かっている。相澤さんが何を言いたいのか。
＿＿＿＿芝居ではなく、素がでている。
でも今はそれがいいことだとは思わない。私は完璧じゃないといけないんだ。相澤さんは何かをいいたそうにこちらを見てくるので、早くこの場を離れたかった。
『では、兄が待ってるので。』
目をつぶり、高専までとぶ。
相澤side
五条A。初めてあいつに会ったときは任務の為と、設定を忠実に再現したと思えば、しれっと本性を見せると16歳とは思えないオーラをまとっていた。クラスに来てからは設定を貫き、16歳相応の雰囲気を完全に演じていた。
最近は轟や八百万と過ごすようになってから少しづつ丸くなった気がする。同級生が死んだと言ったときも無表情に近かった。彼女自身変わってきているのだろうか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1211人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆずな - 峰田くんの漢字間違ってますよ！ (9月20日 18時) (
レス) @page39 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
菊(プロフ) - 23、「でわ」は「では」じゃないでしょうか (2022年4月2日 16時) (レス) @page24 id: 073ffef2d2 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこわたあめ(プロフ) - 15ページの14で、峰田くんの名前が峯田になってます…。すいません、こんな誤字指摘で…！この作品、今まだ途中なんですけど面白いです！これからも応援してます！頑張ってください！ (2022年1月23日 13時) (レス) @page15 id: e49e142c99 (このIDを非表示/違反報告)
麗亜 - あまり、文章書かなくて、こんな注意するだけのゴミですいません。 (2021年11月20日 22時) (レス) @page25 id: 436e3086c5 (このIDを非表示/違反報告)
麗亜 - 24ページ25の爆豪君といるところ"一睨み"かと思います・・・違ったらごめんなさい。私、あまりこうゆうの詳しくなくて、今まで"____なってますよ"とか言ってすいませんでした。 (2021年11月20日 22時) (レス) @page25 id: 436e3086c5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はなな | 作成日時：2021年9月1日 22時
