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『え、演出じゃなくて観客席から記録してほしい...？』
八百万「ええ。このところ、Aさんは任務でしっかりと練習に参加できていなかったようですし...。それに、常闇さんや上鳴さんのギターも見てもらいました...！！緑谷さんの提案なんですの。「五条さんにも楽しんでほしい」って。もちろんクラス全員がそう思ってますわ。」
文化祭当日の朝。身支度を整え共有スペースに行くとほとんどの皆が集まっており百ちゃんがそう話してくれた。最後に最終確認を焦凍にしておこうと思った矢先に声をかけられた。
練習で何もできていなかったことに申し訳なさを感じつつまだまだ皆と違うってことを痛感させられてた。私に気を遣ってくれたのか、本番でボロを出さないように練習できていない私を遠回しに出ないようにいったのか...。
ダメだ。皆は別にそんなこと思ってない。疲れているのか。皆の場合きっと前者だ。
『ああ、ほんと。私も練習時間足りてなくて不安もあったし、皆がそれでいいならお言葉に甘えようかな...。』
百ちゃんは嬉しそうに笑って「お願いしますね！！」とルンルンでバンド隊へと戻っていった。かわいい...。
A組の出し物が終わったら焦凍に一緒にいろいろ回ろうと約束しているのだ。今までほとんどが高専にいたし、任務があってあまり学校行事に参加したことがなかったのでこれだけ規模の大きい文化祭が実は楽しみなのだ。
『じゃあ、焦凍。私、観客席から見てるから。片付け終わったら一緒に回ろっか。』
轟「ああ。楽しめよ。」
『...うん。ありがと。』
焦凍に頭を撫でられるももやもやが晴れることは無かった。時間は過ぎていき、最後に常闇君と最終調整を終え私は観客席の後ろの方で見ようと思ったのだが、壁際にいた相澤先生にあっちに行けと言われ渋々そっちに向かった。
何故かステージの真ん中の最前列が確保されており、ご丁寧に«ここはA組関係者がはいります»と書かれた紙までおいてあった。
時刻は本番の直前数分前。席にカメラが置いてあったが百ちゃんの特性物でカメラは自動で録画されるものになっていた。やはり、私はいない方がよかったのか...。
(ブーーーーーッ！！)
その時間はすぐに来た。開幕の合図のブザーが鳴り皆が見える。体育館は八百万コールで埋まる。響香ちゃんが息を整えるとステージの明かりが消え準備が整う。
爆豪「いくぞコラァァァ！！雄英全員...音で殺るぞォォォ！！」
ステージが始まった。
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すぴの〜ね＠Spinone_urtk(プロフ) - 歌詞の無断転載は禁止されています。注意して下さい。そして、そのページを消して下さい。 (2022年11月28日 16時) (
レス) @page11 id: b5e15e9d1b (このIDを非表示/違反報告)
静江(プロフ) - いつも応援しております。ちなみに今年は2022年です。ページ42のご挨拶，最後だけタイムスリップしてますよ〜 (2022年10月29日 20時) (レス) @page42 id: 5c1a2b17b4 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - この小説を初期の頃から楽しん出ました。素敵な作品をありがとうございます。続編待ってます！ (2022年10月28日 6時) (レス) id: c0ee422ad8 (このIDを非表示/違反報告)
じゃむず - いつも楽しんで読ませていただいています！間違っていたら申し訳ないのですが、いちばん新しい話数が232から234に飛んでいませんでしょうか？次の更新も楽しみに待ってます！ (2022年10月5日 22時) (レス) @page34 id: 5833a3fe00 (このIDを非表示/違反報告)
響 - 一から全て読みました〜！めちゃくちゃ好みでやばいです（語彙力 続き待ってます！(*^▽^*) (2022年8月20日 13時) (レス) id: 7a8a43bff9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなな | 作成日時：2022年3月28日 21時
