【番外編】いざ、雄英！【呪術廻戦】 (ページ34)

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五条「以前憂太が立てた仮説。面白いと思ってね、家系の調査を依頼した。里香の方は随分昔に終了してたけど、憂太の方はザルもいいとこだったからね。それで判明したんだけど、

君、菅原道真の子孫だった！！超遠縁だけど僕らの親戚！！」

五条先生がニパーと両手でピースしているのを隣で凄いジト目でAちゃんが見ている。

「「スガッ」」

「え、誰？」

真希「日本三大怨霊の一人。」

パンダ「超大物呪術師だ。」

狗巻「ツナ。」

どうやら僕はすごい人と親戚みたいだ。

五条「憂太が正しかった。里香が君に呪いをかけたんじゃない。君が里香に呪いをかけたんだ。」

《里香ちゃん！！どうしよう！！しんじゃうの！？しんじゃだめだ！！しんじゃだめだ！！》

そうだ、僕はあの時里香ちゃんの死を拒んだ。

五条「呪いをかけた側が主従契約を破棄したんだ。かけられた側が罪(ペナルティ)を望んでいないのであれば、解呪は達成だ。ま、その姿を見れば分かり切った事だよね。」

五条先生の話を聞いて、結局今まで起こったことは全部僕のせいなんだと悟った。

「...全部僕のせいじゃないか。里香ちゃんをあんな姿にして、たくさんの人を傷つけて、僕が夏油に狙われたせいで皆が死にかけた。

全部っ...全部僕が...！！」

里香「憂太。ありがとう。」

里香ちゃんが僕を抱きしめる。

里香「時間もくれて、ずっと側においてくれて。里香はこの6年が生きている時より幸せだったよ。」

そっと僕の頬に手を添えてあの頃と何も変わらない可愛らしく、優しい笑顔だった。

里香「バイバイ。元気でね。あんまり早くこっちにきちゃだめだよ？」

「...うん。

またね。」

里香ちゃんは綺麗な光の粒になり綺麗な夕暮れの空に消えた。

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五条「今更だが、夏油の件、君に非はない。憂太がいなくてもアイツは必ずココにきた。」

「ですかね...。」

五条「それからコレ！」

「あっ学生証。先生が拾ってくれてたんだ。」

五条「いや、僕じゃない。僕の親友だよ。たった一人のね。」

真希「オラ憂太！いつまで待たんだ！！

行くぞ。」

僕は指輪をしっかりと指にはめ、刀のカバーの肩掛けを握り3人のもとに歩き出した。