【番外編】いざ、雄英！【呪術廻戦】 (ページ33)

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五条「傑。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。」

夏油「はっ。最期くらい呪いの言葉を吐けよ。」

(バシュ)

『こういう時って、涙でないもんだね。』

五条「....ああ。」

『私、もっと強くなるね。もう、大事な人失いたくない。私が、皆守れるぐらいに、もっともっと強くなるよ。』

五条「...そうだな。」

私とお兄ちゃんの間のはそこまでの会話で十分だった。

乙骨side

真希「おい憂太！！大丈夫か！？」

狗巻「高菜！！！」

パンダ「しっかりしろ憂太！！」

「...皆...。」

皆の声で意識が段々クリアになる。あれ、ここどこだ。僕は、夏油と戦って...って！！！
がバリと体を起こし、3人を見る。

「皆、怪我...ああっ！！パンダ君腕治ってない！！」

真希「落ち着け。全員今の憂太より元気だ。」

パンダ「俺の腕は二人と違って後でどうにでもなる。助けてくれて、ありがとうな。」

3人の柔らかな笑顔に心がいっぱいになる。僕が、皆の助けになれた。それだけで、本当に良かった。そういえば、現場にAちゃんの呪力も残ってたはずなのに、Aちゃんの姿がない。

【憂太】

僕たちの後ろに里香ちゃんがいる。戦っている途中に里香ちゃんとした約束のことだとすぐに分かった。

「ごめんね里香ちゃん。待たせたね。」

パンダ「？どーした憂太。」

皆にどう説明しようか、というか後先考えず動いちゃったことに今更気づき、ギクリと肩を震わす。

「えーっと、力を貸してもらうかわりに里香ちゃんと同じところに逝くって約束をですね...。」

「「はぁぁぁ！！？？」」

「お前それしぬってことじゃねぇか！！」

「何考えてんだバカ！！」

皆に怒られていると今まで呪霊の姿だった里香ちゃんが急に元の、しんでしまった時の人間の姿になった。

「え。里香ちゃん...？」

するとパンダ君が壊した壁の方から手を叩きこちらに歩いてくる白髪の男の人とAちゃん。

五条「おめでとう。解呪達成だね。」

「「誰？？」」

五条「グッドルッキングガイ五条悟先生ダヨ～。」

真希「！？Aその怪我大丈夫か！？」

『...真希さん。うん。大丈夫。ありがと。』

Aちゃんはどこか今までとは雰囲気が違う。けど元気そうなら大丈夫かな。最近は真希さん達とぎこちなかったから、ちょっと安心した。