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五条悟side
歌姫から親戚である四宮真奈が最近様子がおかしいと連絡があったのはごく最近だ。
四宮家は五条家の分家に当たる親戚で、分家の中では本家に近しかったと思う。僕が子供の時にも彼女は親に連れられて何度か屋敷の中で見かけたことがあるぐらいだ。
Aがあの家から強烈な教育を受けていることを知り、家の外に出すきっかけをつくってからAも本当の姉妹の様に彼女に懐いた。
『なんですかそれ。真奈ちゃんが呪詛師と通じてるって言うんですか。』
夜蛾センと僕を睨みつけるA。
「仲のいいAだからこそ、なにかボロを見せるかもしれないってワケ。」
夜蛾センも僕に視線を寄越す。先ほどの話にそのようなことは言っておらず、今の発言は僕の独断である。まあどのみち夜蛾センもそういったであろう。かつて、僕＿＿＿
『仮に、真奈ちゃんがそうだったとして、その対処まで私にしろと？』
五条「...そうでしょ。Aも子供じゃない。いつもなら何も言わずに受けるじゃん。理由も分かるでしょ？俺たちはヒーローじゃない。人を助けるのが仕事じゃないんだ。」
最近、というか雄英に任務に行ってからAは変わり始めている。もちろんいい方向に。
『...何が言いたいの？お兄ちゃん。』
だから、話さなきゃいけない時が来たのかもしれない。
五条「いやさぁ、Aが雄英に行ってから考え方がヒーローによって来てるんだよね。無意識かもしれないけど。でもそれじゃあ呪術師としてはやっていけない。見て来ただろ？」
俺は呪術界を変えていきたい。そのために似合わない教職という道を選んだ。Aにも悠仁たちと同じように呪術界を変えていける人材だと思うからこそ。今はキツイ言い方かもしれないが。
『分かった。でも私は何があっても真奈ちゃんを信じてるからね。』
夜蛾「...。すまないな。頼んだ。」
五条「...ねぇ、A。また今度時間取ってゆっくり話そっか。」
Aはいたたまれない様な表情を見せ足早に部屋を出ていった。
夜蛾「何故そこまで重い言い方をした、悟。」
「...Aに、話さないといけない時が来た。その為には、もっと強くならないといけない。心を成長させるためですよ。」
あんたでもそうしただろう、と声をかけると図星なのか返事はなかった。
結局は甘いのだ。あんたも、俺も。
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ふらん - すごく面白いです！q(≧▽≦q) (2022年3月31日 23時) (
レス) @page29 id: 42c7e56832 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - 続編楽しみすぎます！！！素敵なお話をいつもありがとうございます！！！ (2021年12月21日 21時) (レス) @page42 id: c0bda5c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
るぅた(プロフ) - 続編楽しみです!これからもずっと応援してまーすo(｀ω´ )o (2021年12月20日 21時) (レス) @page42 id: 54ac1ac5aa (このIDを非表示/違反報告)
冷燈（れいひ） - いきなりですが、アオハルかよ!!!轟かっけぇ (2021年12月20日 3時) (レス) @page40 id: d89adcd8f7 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - 待ってましたっっ！！！更新ありがとうございますーーー！！！！ (2021年12月17日 0時) (レス) @page32 id: c0bda5c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなな | 作成日時：2021年10月24日 19時
